2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「古本の時間」をななめ読みをしていますが、昨日は内堀弘さんが山口昌男さんに ついて言及しているところを見ておりました。たしか、こんなところがあったはずと 思いながら、そのくだりをさがしていたのですが、これが見つからずでした。 斜め読みをして印…
関西から届いた「古本の時間」を開いています。 古本に関わる人についての肖像が魅力的に描かれていますが、昨日まで手にして いた木下順二さんの本に登場する人は、ほとんど旧制高校から帝国大学を卒業した立派 な方ばかりでありますが、「古本の時間」に登…
家族あり遠方より来たるであります。格安航空会社のおかげで、当方の住んでいる ところと家族の住まいするところの往来は、とても容易になりました。 本日はこのLCCを利用して、複数家族がおめでたに参加してくれました。ほんと にありがたいLCCであり…
かってはこのようなパトロンがいたのだなと思いながら、木下順二さんが描くところ の「大倉喜七郎」さんのくだりを見ています。大倉さんは、大倉財閥の御曹司でありま して、いろいろな分野で相当な支援をしたようであります。 木下さんの芝居の世界では、木…
仕事帰りに買った本「あの過ぎ去った日々」木下順二著を、ぱらぱらとみています。 この本の次のところに注目しました。 「戦前までは、新劇俳優と能、狂言、歌舞伎の人たちとの交渉交流は、特殊な例外を 除けばまったくなかったのだが、その交流が、あの敗戦…
木下順二さんの「あの過ぎ去った日々」にありました1940年徴兵検査の学力試験 を話題とします。 「興味のある人もいるかと思うので、すこしくどいが問題を写しておこう。」と 記していますが、当方は、学力試験があったことも知らないくらいでありますから …
昨日の仕事帰りに買ったのは、木下順二「あの過ぎ去った日々」でありました。 著名な劇作家でありますが、当方は木下順二さんの芝居にはほとんど縁がなく、これ まで手にした木下さんの本は、いくつもありません。 「あの過ぎ去った日々」は、「戦後から1960…
本日は仕事でありました。三連休、三連休といわれますが、どのくらいの人が三連 休となっているのでしょう。毎日が休みだから、特にどうということはないという人 と、世間のカレンダーとは違うシフトカレンダーで動いている人には、マスコミが 三連休、三連…
一昨日はiPhoneを話題にして、昨日は津野海太郎さんが愛用しているiMacを話題と しました。もちろんどちらもアップルの製品であります。 当方がアップル製品とつきあいをはじめて十年ほどになるようであります。 最初は、知人からもらったディスプレイ一体型…
「本の雑誌」10月号の津野海太郎さん「百歳までの読書術」からであります。 津野さんは、70歳で大学をやめて文筆家としての仕事はしているものの、まったくの フリーのようであります。 「歳をとったぶん時間に余裕ができた。そこで、ゴンブリッチの『若い読…
本日夜のニュースでは、日本のモバイル通信会社3社がアップルの新型iPhoneを 発売したというのを大きく取り上げていました。特にこれまでアップルと組んで いなかったドコモがアップルの軍門に下ったというのが話題の中心でありました。 これまで国内の携帯…
寺島珠雄さんについて小沢信男さんの「通り過ぎた人々」によって紹介をしていま す。昨日に、小沢さんが寺島珠雄さんのことを「裏長屋の剣客」と表現している部分を 話題にしました。 剣客ということばから思いだすのは、「剣客商売」という小説かなとウィキ…
「釜ヶ崎語彙集」の編著者 寺島珠雄さんについてであります。 ネットを検索すればすぐに情報を得ることができるように思われたりしていますが、 寺島珠雄さんに関してはどうでありましょう。もうちょっと、その人となりについての 情報があってもいいのにと…
このところ天候のせいでしょうか、すこし不調でありましたが、昨日の拙ブログの 話題に書き込みをいただいたりして、うれしくなってしまいました。 これで調子が上向きになりましたら、いいのですがね。 ということで、感謝の意味もこめて、「Mの日記@古本T…
買わなくてはと思いながら、日にちがたっています。そうこうしているうちに 昨日の新聞読書欄にとりあげられて、当方にしっかりせいといってくれます。 ひいきにしている配達つきの小さな書店に注文のメールをしなくてはです。 その一冊とは、次のもの。釜ヶ…
対馬の宗家に伝わった文書は、1982年11月に対馬を訪れて対馬歴史民俗資料館にて 返却されることになりました。宮本常一さんによる借用書は50年8月の日付でありま したので、32年後となります。 この時のやりとりを網野善彦さんは、次のように記しています。 …
日本常民文化研究所が借用していた文書の返却が強く求められるようになったのは、 文書の本来の持ち主である旧家からの申し出があったであったでしょうが、あわせて 地元の歴史博物館などが資料の調査をはじめたこととも影響しているでしょう。 水産庁のプロ…
漁村の旧家に残っていた古文書を借りたりしていたわけですから、返ってきませんと どうなっているのかと問い合わせがでますよね。調査にあたった人が、借用書を残して いた場合には、その方のところへ、それが不明の時には、水産庁へと返却するように との連…
戦後まもない1949年に途方もないプロジェクトが発足しました。網野さんによります と、次のような趣旨のものです。 「漁業制度改革を内実あらしめるため、という名目で、全国各地の漁村の古文書を借用、 寄贈などの方法で蒐集、整理、刊行する仕事を推進し、…
借りたままになって、返しそびれているものはあったろうか。 借りたのか、貰ったのか判然としないこともありますでしょう。預かったというのと、 貰ったというのは話が違いますよね。 図書館から本を借りて、そのまま返却をせずに何十年もたってしまったとい…
本日の朝日新聞朝刊掲載の斎藤美奈子さんによる「わたしの紙面批評」を見ていまし たら、「すぐそこにある戦争」という言葉が目にはいりました。 世界を巻き込んでの大戦というのは、第二次世界大戦が終わってから70年近くも大戦 は起こっていないのですが、…
最近は河出文庫が好調であります。毎月、気になるものが必ずあります。なかなか 購入まではいかなかったりするのですが、手にとってどうしようかとしばし悩むこと であります。たとえば、川勝正幸さんの「ポップ中毒者の手記」全三冊などは、 やったねという…
昨日は、ブックオフでの購入したものを紹介しましたが、本日のは新刊で購入した ものであります。最近は、近くにある書店が閉店をしてしまったために、これまでで あれば週末には書店のチェックをしていたのが、間隔があいてしまい、しかも一箇所 では用が足…
先日の仕事帰りにブックオフに立ち寄りまして105円の棚で、以下の三冊を購入せり です。スポーツノンフィクション 咬ませ犬 (同時代ライブラリー (296))作者: 後藤正治出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/02/14メディア: 新書この商品を含むブログを見る…
本日は大きな街の大書店へと立ち寄ることができましたので、そこで中川六平さん が編集した最新刊を求めようと探しておりました。数日前にできあがったばかりと ありましたので、運がよければ店頭に並んでいるのではと思いましたが、東京から はるかに遠い、…
今ほど拙ブログに立ち寄っていただいた方の足跡を拝見しておりましたら、中川六平 ・晶文社・死というキーワードが目にはいりました。 これまで、晶文社の死はよくいわれたことでありましたが、最近は中川六平さんが 晶文社の編集に戻ったとかで、かっての晶…
原稿が作者に戻されるようになったのは、ごく最近のことのようであります。 津村節子さんの文章には次のようにあります。 「以前、原稿は原作者に返却していなかったのだが、2006年の日本文芸家協会理事会の 折に、各社に対して必ず本人または遺族に返還する…
新潮社から届く「波」は亡父の名前で定期的に届く、唯一の配達物となります。 亡くなって、すでに7年が経過しますが、父の名前で継続購読の案内を送っていた だきますとそのままの郵便振替を利用して、継続の代金を振り込んでいます。 岩波「図書」とか「ち…
いつもの「図書」なら面倒だからとばしてしまえと何行か読んで通過してしまう 青柳いづみこさんの「どこまでがドビュッシー?」でありますが、今月はひっかかって しまいました。 そういえば、先月の青柳さんは「グールドとグルダ」を話題としていたのですが…
「図書」には、「詩のなぐさめ」というタイトルで池澤夏樹さんの連載があります。 今月は「批評としての翻訳」ということで、吉田健一さんの訳詩集「葡萄酒の色」を とりあげています。 「葡萄酒の色」が岩波文庫にはいったことを機に書かれたものです。 こ…