2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

各社企画物2

広辞苑 第六版 (普通版)作者: 新村出出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/01/11メディア: 大型本購入: 6人 クリック: 190回この商品を含むブログ (79件) を見る この時期に発売の企画物で一番めだっているものの一つは「広辞苑」第六版で ありましょう。…

各社企画物

武満徹全集 第1巻 管弦楽曲作者: 小学館出版局武満徹全集編集室出版社/メーカー: 小学館発売日: 2002/11/26メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る 「本の雑誌」12月号をみていましたら、「三角窓口」という読者の投稿欄に 次のよう…

山川みどりという人

山川方夫さんが若くして事故死したとき、結婚したばかりの奥様が残された のでした。この奥様とのツーショット写真は、旺文社文庫「安南の王子」の なかにも掲載されていて、お気の毒に、この若さで未亡人になるとはと同情 したのであります。山川方夫さんは…

「山川方夫全集」冬樹社刊

冬樹社という出版社は、いつころからあったのかわかりませんせんが、いまは 廃業してしまっているとのことです。 小生が、この会社の出版物に興味をもった最初は、山川方夫全集をだしたことに よってです。いまほど、冬樹社で検索をかけてみましたら、この山…

「ヘラヘラ・マガジン」

11月19日のブログで、ネット古本やさんに注文をしたと記した岩田健三郎さんの 「ヘラヘラ・マガジン」冬樹社 84年刊が、手元に届きました。 その昔に図書館から借りて読んだことがありましたので、そのときのことを思い だして、そうそうこの本と声が…

二つの時代を生きる3

せまい路地裏も淡き夢の町 (小沢昭一百景―随筆随談選集)作者: 小沢昭一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2003/12/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る そのむかし戦前の優等生たちは、まずは陸軍や海軍の学校への進学を勧められた ようです…

フレップ・トリップ

フレップ・トリップ (岩波文庫)作者: 北原白秋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/11/16メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (17件) を見る 「フレップ・トリップ」は岩波文庫の新刊です。この文庫の新刊は、 いつも「図書」でチェックを…

二つの時代を生きる2

「二つの時代を生きる」というのは、昨日に話題とした坪内祐三さんの 「四百字十一枚」みすず書房で取り上げられている小沢信男さんの章で 見られるいいまわしですが、小沢さんたちの世代は、価値観が大きく変化 する時代を生きているのでした。 それはたぶ…

二つの時代を生きる

四百字十一枚作者: 坪内祐三出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/09/11メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (26件) を見る 坪内祐三さんの「四百字十一枚」を図書館から借りてきました。 新刊であったときに、書店で手にして立ち見をし…

平野甲賀「装丁術」2

晶文社からでた「装丁術 好きな本のかたち」は86年の刊行で、その当時の 仕事場の写真と、仕事机にどのようなものが置かれているかのイラストがあります。 窓に面して机が二つおかれて、平野さんと助手さんがならんで仕事をしている のですが、机の上には…

好きな本のかたち

平野甲賀さんの「装丁術 好きな本のかたち」がでてきましたので、 久しぶりに手にとってみました。これは、86年7月にでたものです から、すでに刊行から20年が経過しています。ちょうど小野二郎さんの 著作集のデザインをかためていく過程をレポートす…

「僕の描き文字」平野甲賀 

平野甲賀さんの「僕の描き文字」を見ておりましたら、「僕のつくった本 1984年の記録から」という文章がありました。平野さんが装丁を担当した 出版物のリストで、平野さんのコメントつきですが、これが4月から12月の もので、けっこうボリュームがあ…

「髭のない猫」3

僕の描き文字作者: 平野甲賀出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/05/19メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (18件) を見る 平野甲賀さんの「僕の描き文字」みすず書房をやっとこさで入手しました。 これまでは、平野さんの本は、でた…

「髭のない猫」2

昨日に「髭のない猫」の絵を話題にしてから、2年ほど前にTV東京で放送した 「美の巨人たちの」の「長谷川りん二郎」の回をVTR録画していたものを見ており ました。この番組を制作するにあたっての資料は、岩崎美術館からでた「夢人館」 シリーズにはい…

「髭のない猫」

「髭のない猫」というのは、最近、人気が高くなっている画家 長谷川りん二郎さんの愛猫「太郎」です。洲之内徹のコレクションとなって、 最後まで売ることなく持ち続けていたのですが、いまでは、宮城県立美術館に 収まっていると聞いています。 最近でた新…

似顔絵で時間割

似顔絵物語 (白水uブックス)作者: 和田誠出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/12/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る 和田誠さんは、もちろん本業はデザイナーということになるので すが、文章を書いても一流で…

「さわの文具店」

さわの文具店作者: 沢野ひとし出版社/メーカー: 小学館発売日: 2002/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る 先日に半額堂という古書を扱うリサイクル系の本屋へといってきました。 ここは由緒正しい古新聞、古雑誌と…

入学試験にでる文章

大学入試センターが出題方針の変更を検討しているということを題材にして、 外山滋比古さんが「みすず」11月号に文章を寄せています。 いままで、このようなこと観点から入試問題を考えたこともありませんでした。「 これまでのように既出問題をタブー視す…

つまみ読み

週末に食料品を購入するためにいったスーパーにある本屋で、文庫本を 購入しました。 ちょっと面倒な文庫本は、このスーパーの本屋には入荷しないのですが、 このこじんまりとした本屋がなくなれば、このスーパーにくる楽しみの一つが なくなりますので、こ…

メイラーと山西英一

ノーマン・メイラーが亡くなったとの報道がありました。最近ではほとんど 名前を聞くことがなくなっていましたが、60年代後半から70年代にかけて は、日本でもずいぶんと翻訳がでておりました。 小生がノーマン・メイラーのものを手にするようになったの…

「平野甲賀 装幀の本」2

本日もリブロポート「平野甲賀 装幀の本」から話題をいただきです。 この本は全部で150ページくらいでありますが、1ページに数冊もが 押し込められているのですが、そのなかで1ページを占めているのは、 平野さんにとっても印象深いものとかなのでしょ…

「平野甲賀 装幀の本」

先日にとりあげた晶文社バラエティブックの立て役者の一人が デザイナーの平野甲賀さんでありまして、60年代後半から最近まで カウンターカルチャー系からメジャーな作家まで、幅広い分野の書籍を 装幀しているのでありました。 リブロポートからでている…

「ちくま日本文学」

渡辺一夫 (ちくま日本文学全集)作者: 渡辺一夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1993/07メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 筑摩の日本文学全集には、いくつかの種類があるのですが、筑摩の ドル箱のような企画があれば、苦し…

「いつか読書する日」

いつか読書する日 [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2006/02/24メディア: DVD購入: 1人 クリック: 52回この商品を含むブログ (70件) を見る 本日に帰宅をしましたら、BSで映画の「いつか読書する日」を放送して いました…

私の「裸の大将」

「ちくま」11月号が届いていますが、これは最近も引き続きで興味深い 連載がたくさんあります。小生が楽しみにしていた「石堂淑朗」さんの連載が 終わったあとは澤田隆治さんの「平成コメディアン史」が始まりました。 澤田さんは、自ら番組を制作し、新人…

「上方芸能列伝」

決定版 上方芸能列伝 (ちくま文庫)作者: 澤田隆治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/07メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る 小生がこども頃に楽しみにみていた番組には、関西で製作された お笑いドラマがありました。小生…

これは恋ではない

これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996作者: 小西康陽出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1996/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (29件) を見る バラエティブックというと、晶文社の一時期の刊行物が代表的なもののよう…

洲之内徹没後20年

洲之内徹さんの「気まぐれ美術館」シリーズについては、数冊の単行本に まとまった段階で知るようになったのですが、単行本としてはけっこう高い ものでありましたので、とっても購入できるものではありませんでした。 シリーズが4冊くらいになったころには…

頁間を読む

本日の話題は、井上ひさしさん「本の枕草紙」文春文庫 によっています。 井上さんは、「頁間を読む」のが好きといっています。行間を読むとは聞き ますが、頁間とは、はてなと思います。それについては、このように書いて います。「 頁の間に挟まっているあ…

松田道雄「育児の百科」

岩波「図書」の広告をみて松田道雄「育児の百科」が文庫本になると 知りました。これって、けっこうインパクトのある企画だと思うのです。 昨日の小生のブログは、「育児の百科」について記憶だけで書いたので ありますが、やはり、松田道雄さんの百科にあた…