2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日に続いて「図書」9月号から話題をいただきですが、宮下志朗さんによりますと ブーツアッティの「タタール人の砂漠」という小説は、かってイタリアで映画化された とのことであります。1976年のことだそうですが、「不思議なことに日本には輸入され なか…
本日、外出から戻りましたら岩波「図書」9月号が届いていました。そういえば、 前金が切れそうになったので、5年分の送金をしたのでありました。昔は年間購読料が 百円だったなと、送金するたびに思いだします。 当方が購読しているのは、「ちくま」「波」「…
さて、本日の話題はと思って手にしていたのは、森嶋通夫さんの次のものです。なぜ日本は没落するか作者: 森嶋通夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1999/03/05メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る これはいま…
昨日は、当方の住まいの近くでゲリラ豪雨でした。自宅と仕事場は20数キロ離れて いるので、仕事場にいるときに、自宅周辺でどのようなことが起こっているかわかり ませんでした。帰路につこうとしたときに、大変な雷雨になっているとの知らせは 受けたのです…
金井美恵子さんの本は、小さなダンボール箱に一つでははいりきらないくらいは 持っていると思いますが。これは小説とエッセイと雑文集からなりますね。 雑文、エッセイはわりと目を通していて、小説は読めていないのが多く、特には句読点 が少なくて、実験的…
金井美恵子さんは気になる作家さんでありましたが、ずっと読むこともなしに経過 していました。当方よりも学年で四歳くらい上となるわけですが、当方の学生時代に は、すでに作家デビューし、詩集も刊行されていました。 金井さんのもので最初に購入したのは…
未読率が高いとか低いとかいう話は、あくまでも当方に限ってのことでありまして、 一般にそうであるということではありません。昨日に未読率なんてことが頭に浮かん できましたのは、「本の雑誌」9月号を手にしていたからであります。 「本の雑誌」の後ろの…
気になって新刊がでるたびに購入したり、古本で集めたりするのだが、なかなか読む ことができないのを未読または積読というとすれば、一人の著者ごとにまとめてその 未読の割合を図るのが未読率でありますね。もちろん、分母はこれまでに購入したその 著者の…
昨日に、藤圭子さんの訃報が飛び込んできました。藤圭子さんといっても、最近の 方はおわかりになるまいであります。60年代の後半から70年代初めにかけて暗い影の あるキャラで人気のあった歌手であります。時代はちょうど学生反乱でありまして、 運動が下降…
別の女性との生活を継続して、家庭を顧みることがなかったといえば、百鬼園先生 もそうでありましたね。黒沢映画「まあだかい」では、老年になってからの先生夫妻 とかっての学生たちとの交流が描かれていたのですが、この奥様と戸籍上も夫婦と なることがで…
「いやな感じ」というのは、高見順の小説の題名からでありました。この小説は、 高見順が本妻と愛人との間でおろおろするというものではありません。以前に文春 文庫に入っていて、それで読んだ記憶がありますが、内容はすっかり忘れています。いやな感じ (…
昨日の新聞広告をみていましたら、「メディアで話題沸騰&大増刷」とあって、 女優が書いて発表した有名な小説家との日々の手記がのっていました。 「1993年1月、ノーベル賞候補の文学者は、女優の自宅で倒れ、還らぬ人となった。 二人の愛は、なぜ秘められ…
昨日に手にしていました斎藤貴男さんの「非国民のすすめ」の巻頭におかれた文章は 「なぜこんな国になってしまったのか」であります。 本当にそうでありますよね。若い人たちが定職につくことができず、不安定で低賃金 となっているが、どうにもこうした隘路…
八月のこの時期は、お盆のせいもありまして、亡くなった人たちのことを思い浮か べることです。当方の父は年齢からいくと、戦争にいっていても不思議ではないので ありますが、身体が悪かったために、兵隊検査には合格しなかったと聞きました。 父母の兄弟・…
今回の参議院選挙で一番争点になるべきであったのは、やはり憲法改正であったの でしょう。それも手順についてのところを議論するのではなく、これまで一番話題に なっていたことをであります。もともとそれまでの政権与党のなかにも改憲を主張す るグループ…
ほとんど開かずの間のようになっている物置のような部屋にあった古い新聞を手に しましたら、96年8月15日の朝日新聞夕刊でありました。昨日に、その一部を紹介 したのですが、一番大きなスペースをとっていたのは、「経済・政治のシステム転換」 という評論…
まとまった休みがあれば手をつけなくてはいけないのは、あちこちの片付けでありま す。その昔から切り抜きをしようと思いつつ、とってあった古い新聞紙も切り抜きをす ることができないのであれば、思い切って捨ててしまわなくてはいけないのかもしれ ません…
津野さんの文章は、1999年のものでありまして、この時お母様は82歳とありました。 この当時「歩くひとりもの」(?)であった津野さんが、お母様が生きていた世界に ついて論じた文章であります。 「 もちろん『友の会』は現在も生きつづけている。母が入会…
先月に手にした「本の雑誌」の津野海太郎さんが「友の会」と記しているのを見て、 それをきっかけに「雑誌の読者が『同志』だった時代」という、まさに津野さんが 羽仁もと子さんが創設した「友の会」に論じている文章にあたりました。これが掲載 の「読書欲…
昨日に引用した津野海太郎さんの「母がこの雑誌の熱心な読者で、同じに『友の会』の 熱心な会員でもあったからだ」に関してであります。 これに続いて、次のように書いています。 「私が『映画の友』の愛読者だったころ、月に一度くらいの割合で、十人ほどの…
津野海太郎さんは、「淀川長治自伝」から淀川さんが「友の会」を思いついたくだり を紹介しています。 淀川さんが編集長をつとめる「映画の友」の読者に会いたくなったことがきっかけで す。神戸にお住まいで、淀川さんが自分の師とも仰いだ方のご自宅を訪れ…
先日に「本の雑誌」を読んでいて、津野海太郎さんのお母様が熱心な「婦人之友」の 読者であったということから、「友の会」つながりを話題にしましたが、津野さんは、 「婦人之友」について、以前に書いていたのを、本日になって見つけました。 単行本が刊行…
最近購入した雑誌といえば、次のものであります。en-taxi 39号2013年夏 (ODAIBA MOOK)作者: 坪内祐三,福田和也,リリー・フランキー,重松清出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2013/07/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 重松清がいとうせい…
岩波「図書」8月号 多田一臣さんの「林家正蔵のこと」を読みますと、当方はつく づく良い時代に子どもから大人になったものと思います。現在のこどもたちも長ずるに 及んでそのような気持ちになることを祈っておりますが、なんといって小説家も画家も 役者も…
昨日に引き続きで岩波「図書」8月号に掲載の多田一臣さんの「林家正蔵のこと」を 話題にします。 多田さんは、当方よりも学年が二つほど上でありますが、考えようによっては大変 早熟でありまして(小学生の時に「資本論」を読んだとか、中学生の時に「文学…
本日も拙ブログの隣組の話題は、神戸の老舗書店の閉店を伝えるものでありました。 本当に本が売れなくなっているんだなと思います。紙の本がなくなると話題になって いるのですが、それよりも紙の本を売るところが先に姿を消してしまいそうです。 昨日に、「…
先月から今月にかけては、本屋に足を運ぶことがほとんどできていなくて、新刊で 購入したのは、先日に話題にした小林信彦さんの「森繁さんの長い影」と岡崎武志さん の「蔵書の苦しみ」のみであります。これではいかにもひどいことでして、もうすこ し本屋さ…
今東光さんの小説は、これまで読んでおりませんが、参議院議員であったり、天台宗 の高僧であったりしたせいで、名前はしっかりと頭に残っています。弟さんも有名な方 でありましたからね。 八尾の市民は、となりまちの東大阪市にお住まいであった小説家 司…
八尾からの便りに同封されていた「八尾の入り口」を手にしています。 大阪から遠く離れていたところで暮らしていますと、八尾と聞いても具体的な イメージがわきませんです。この本では八尾市民に「八尾のヒーロー、ヒロイン」は というアンケートの結果がで…
大阪とくらべると、こちらは最高気温が10度も低いのでありますが、それでも夏で あることに変わりはありません。今年は、すこし気候がへんでありまして、いつもの 年よりもだいぶん遅くバラの時期をむかえました。とはいっても、8月にはいりますと 盛りは過…