2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧
ピーターバカランさんの「わが青春のサウンドトラック」光文社知恵の森文庫からで あります。バラカンさんの岩波新書を手にしたときに、バラカンさんのお母上がラジオ 番組を録音して東京の息子さんのところに送ってくるというのを見て、いいお母上で あるな…
光文社からでている文庫には、光文社文庫と古典新訳文庫と知恵の森文庫という三つ のシリーズがあるのですね。 そのむかしは光文社といえば、カッパブックスで、ベストセラーを連発するお騒がせ な会社という印象ですが、その当時もカッパブックスらしからぬ…
今月の光文社文庫の新刊を二冊購入しました。 まずは、これです。古書ミステリー倶楽部 (光文社文庫)作者: ミステリー文学資料館出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/10/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る 旅先で訪れた本屋で見かけたので…
本日帰宅しましたら、岩波「図書」、新潮「波」そして中野書店「古本倶楽部」と 到着していました。そのほかに、本日購入した文庫本などもあって、うれしいことで あります。 岩波「図書」の編集後記である「こぼればなし」には、京都シルクホールで開催され…
文化活動が盛んになっている時というのは、戦時体制からの復興期であるようです。 戦時体制への反省が、文化を活発にしていたということであって、文化活動の活発が 戦争を遠ざけていたということではないようです。 この時代は文化活動が活発とはとうてい思…
「文化こそ戦争を滅ぼす」ということで話題を展開していましたら、本日の朝日新聞 別刷に在りし日の羽仁五郎さんの写真が大きくでていました。「サザエさんをさがし て」という連載で「タートルネック」を取り上げているのですが、タートルネックと いうのが…
鈴木正さんの文章を眼にしたおかげでいろいろとつながるものをたぐり寄せ、ひっぱり だしてくることになりました。 まずは中井正一さんの著作であります。鈴木正さんの著作目録の最初にあげられて いるのは「日本の合理論 狩野亨吉と中井正一」というもので…
鈴木正さんによる「文化こそ戦争を滅ぼす」からであります。 10月24日朝日新聞夕刊にあったものですが、この文章は「11月3日の『文化の日』 は日本国憲法の公布日にちなんでいる。」とはじまります。 戦前の日本において「11月3日」というのは「明治節」とよ…
鈴木正さんが朝日新聞10月22日夕刊に書いている文章を話題とします。 鈴木正さんという人のことは、ずっと気になっていたのですが、なかなか文章を見る こともなしで、ここまできています。そのような時に、朝日新聞の記事でありまして、 これを多くの人に見…
何日か留守にして帰宅しますと、玄関に投函された新聞がたまっています。 自宅に戻れば見ることができる新聞を、わざわざ購入して読むことにはなりませんし、 ホテルで配布されるのは地元の「北國新聞」であったりするのですから、ふだんとは 違っていること…
金沢を離れて一路 京都、大阪へとむかいました。 最終目的地は大阪ですが、途中下車した京都では、小さな美術館を訪れました。 この美術館では「神坂雪佳と江戸琳派」という展示がありまして、それを見る のが目的でありました。これまで、まったく知るとこ…
本日は雨降りでありました。昨日は早朝に散歩へとでかけたのでありますが、 これは雨のために中止としました。 本日は移動日でありまして、早い時間に駅へとむかいました。 駅には大きな垂れ幕が下がっていますが、それは北陸新幹線の開業を告げる ものであ…
家族が増えたので、このまちを訪れています。幸いなことに暑くも寒くも なしで、街歩きには絶好の日和です。 朝起きて一時間半ほどお散歩にでました。駅に近くのホテルからぶらぶら と公園をめがけて歩きした。途中には有名な市場などもあり、いろいろと見て…
夕方になってからの便を利用して、はじめの空港に降り立ちました。 一日一往復の便ですが、どのくらいの客がのっているのかと思っていましたら、 これがほぼ満席にちかい乗客で驚きました。約2時間のフライトですが、目的地は すでに真っ暗でありますので、…
丸谷才一さんの多岐にわたる仕事で、これまで単行本になったものは「オール読物」 に連載されたものをのぞいて、ほぼ持っているようであります。 「オール読物」から単行本となったものは、ほとんどがその後文春文庫にはいっている ようですが、文庫になった…
本日の朝日新聞朝刊には、「丸谷才一全集12巻刊行始まる」という記事がでていま した。「第一回は一周忌にあたる13日に配本」と記事中にもありますので、文藝春秋社 の90周年記念事業となるものですが、現在の個人全集刊行の難しさを痛感させる記念 事業であ…
10月12日は、当方の古くからの友人の命日でありました。祥月命日にあわせて友人 宅を訪れたのでありますが、昨年の、この時期にどのようなことをしていたかと手帖 を開いてみて、友人が亡くなった翌13日のところに、丸谷才一さんが亡くなったと 記してありま…
林達夫さんの「思想の運命」を手にしているのですが、「私の家」という短い文章で もずいぶんと楽しめることであります。 家をつくるのにこれだけ凝るのでありますからして、家の中の家具などについても、 当然のことこだわりがあったようです。最近でありま…
なにしろ「神は細部に宿り給う」をモットーとする林達夫さんでありますからして、 細部へのこだわりは、普通ではありません。飯沢匡さんの文章には、林達夫さんの 発言として、「朝六時から夜六時まで夫婦で大工につきっきりで、建てたものです。』 というの…
林達夫さんの「私の家」についてであります。林達夫著作集付録「研究ノート」には、 戦前に撮影した林達夫邸の遠景写真が掲載されています。この「研究ノート」では、 芥川比呂志さんと飯沢匡さんのお二人が林邸について記しています。 まずは芥川比呂志さん…
昨日に引き続いて、林達夫さんの「思想の運命」に収録の「私の家」から、その後半 部分の引用であります。 「古い立派な田舎家がどしどし取壊され、ときには薪にして二束三文に売りとばされて さえいる世の中である。養殖林のへなへなしたすぐに腐る木材と違…
10月10日は、お天気の特異日でありまして東京は晴天の確率が極めて高いというのが 本日が「体育の日」となった、そもそもであります。 1964年10月10日に東京でオリンピックが開催されたのですが、それから50年ほどたっ て本日はただの日となってしまいしまい…
先日、仕事帰りに本屋によった時にヤマケイ文庫がめにつきました。 ヤマケイというのは「山と渓谷社」のことでありまして、ここが文庫をだしているの は、うっすらと知っていたようにも思うのですが、どうせ自分には縁のないものと感じ ていました。 小さな…
本は売れないといわれるのでありますが、本の広告をみますと、けっこう元気づけ られることです。新聞朝刊の一面下にあるさんやつには、どのような方がこれを買う のかと思ったりするものもありますが、10月4日付朝日朝刊一面下には、白水社の 広告がありま…
昨日の朝日新聞朝刊の出版社広告でありますが、丸谷才一さんの「別れの挨拶」の 広告は2面にありました。読書欄のはじまる9面には、10月の新潮社広告がありまして、 それのトップに、次の本がありました。 [rakuten:neowing-r:11125060:detail] ( あらま、…
本日の朝刊は読書欄を掲載していますので、それにあわせたように出版社の広告が 充実であります。 目についたのは、次の二冊についてのものです。違ったページにあるのですが、 どちらも著者の写真が大きく掲げられていました。 まずは、昨日の話題に引き続…
当方が目にしていないだけかもしれないのですが、10月から刊行されるという 丸谷才一全集の内容見本はできているのでしょうか。 文藝春秋社のホームを見ても、これがよくわからない。そもそも刊行についての記載は あるのだろうか。 かって、文藝春秋社には…
最近は近所に本屋がなくなったにひとしい状況でありまして、普通の文庫本を手に するだけでも車にのっていかなくてはいけないありさまです。ほんとなさけないこと ですが、おかげで本を買わなくなりました。以前は、仕事場からバスにのって自宅に 戻る時に、…
どういうわけか、その昔に「石神井書林」の古書目録を送っていただいた時期があり ました。当方は詩書には明るくなかったので、たぶんまったく注文をすることもなしで、 そのうち、石神井書林の目録を手にすることはなくなっていました。 ひょっとすると亡父…
当方が大学にはいった頃には、いまだ学園闘争のなごりがありまして、大学の構内で ヘルメット姿の学生をみかけましたし、ある日「途方ない夢を見て」、学校で姿をみか けなくなるクラスメートもいましたです。姿を見かけなくなった人たちは、その後、 どうし…