2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
1月23日の仕事帰りに、いきつけのブックオフに立ち寄りましたら、いつもは 半額の単行本が、500円均一とありましたので、気になっていた何冊かを確保 したのであります。そのなかに、村松友視「ヤスケンの海」がありました。 村松友視が、中央公論社で…
昨日に続いて朝日新聞出版「一冊の本」2月号からの話題です。重金敦之さんと いう文芸ジャーナリストという方は、小生にはなじみがなく、この連載でしか知らない と思って、検索をかけましたら、かって朝日新聞の記者であったとありました。 週刊朝日の編集…
本日帰宅をしましたら、朝日新聞出版からでているPR誌「一冊の本」が届いて おりました。いつもこんなに早かっただろうとか思いながら、ページを開きますと、 「装丁家の仕事」という文章が目にはいりました。先々月にやったものを受けての ものですが、今回…
本日も「山からお宝」(けものみち計画)を手にしています。「本を 積まずにはいられない人のために」と副題がついていますが、どうして本を 積まなくてはいけないほどに本を購入するのでありましょうか。 そのむかしに、NHKアナウンサーでありました鈴木健…
もちろん、部屋はすっきりとしているのが一番であります。居間に本を詰めた ダンボール箱がおかれているのをみると、それを見慣れている(はずの)姪で さえも、引っ越しでもするのですかとつっこみをいれてきます。すでに家を巣立った 息子たちの部屋は、本…
旧暦とは直接関係はないのでありますが、小生の子供の頃には満年齢では なくて、数え年というのが、まだ普通に通用していました。数えとしという のは、年があらたまったら年齢を一つ加えるものでありまして、お誕生日の 前に年をとるのでありました。 「門…
あしたは旧正月でありますが、本日の新聞テレビ欄を見ましても大晦日を感じさせる ようなものはありませんでした。さて、東アジアのテレビは、どのような番組をやって いるのでありましょうか。数年前に「おらんだ正月」に短波放送で中国の日本むけの 番組を…
旧正月を話題にしていましたら、テレビ番組でも、それにあわせるかのように お正月ものをやっておりました。とはいっても旧暦では、まだ大晦日にもなって いないのではありますが。 本日の夜には、最近の日本でもお正月というとこれという感じになっている …
中国の春節(旧正月)にまつわるニュースが伝わってきます。ことしの 旧正月は1月26日であります。旧暦で正月を祝うのは、東アジアでは 多数派であるようで、現代日本では話題にもなりません。もちろん、この ようになったのは、日本社会が西欧化して以来…
「本の雑誌」1月号から「乙女の読書道」という連載が始まりました。これの ライターは池澤春菜さんという声優さんであります。名前かおわかりになる方が いるでしょうが、このかたは、池澤夏樹さんの娘さんとのことです。 アニメとか 声優さんに詳しくない…
国立劇場というのは、裏方さんを養成する場所でもありまして、国利劇場文楽 第15期研修生という方が、雑誌「サライ」の特集に登場しました。調べれば どのようなコースがあるのかわかるのですが、歌舞伎のコースをでても、世襲の 壁をやぶることはできなく…
文楽の世界を支える太夫、三味線、人形遣いのことを、雑誌「サライ」の 特集で竹本住太夫さんは「野球に喩えれば太夫が投手で三味線が捕手、人形 遣いは野手。お互いにしのぎを削る真剣勝負です。」といっています。 これを読みますと、本日の出演は、太夫は…
山川静夫さんにいわせると「大阪は浄るりの町」となるのですが、国立の文化 施設で大阪にあって、東京にないのが文楽劇場であります。首都東京からしますと 文楽なんて、ローカルの大阪だけにまかせておけばいいということになるのかも しれませんが、そうな…
昨日の夜に拙ブログへのリンク元をみておりましたら「加賀乙彦 雨の庭」を ヤフーで検索した結果からたどり着いたものが30件ほどもありまして、驚いて しまいました。小生の知らないところで、なにかが動いているのだなとは思い ましたが、この背景は、本…
昨日に小出楢重随筆集から引用している時に、「浄瑠璃」という言葉が「浄るり」 となっているので、わざわざひらがなにしてなんのこだわりであろうかと思って おりました。 「大阪で発祥した処の浄るりを東京人が語ると、本当の浄るりとは聞こえない。」 と…
岩波文庫「蓼喰う虫」の小説世界(谷崎の文章と小出楢重の挿絵)を楽しんで いましたら、その勢いで雑誌「サライ」の「文楽特集」と山川静夫さんの「綱太夫 四季」を購入するにいたりました。その時に、一緒に購入した小出楢重随筆集を 購入したのですが、こ…
どちらかというと関東以北に生まれ育った人が、大阪に移り住んで大阪文化に どっぷりとつかって、文化を学ぶというのを「大阪留学」として、そのような 見聞記を読んでいます。 谷崎潤一郎の小説「蓼喰う虫」の登場人物は、京都に住む妻の父親に誘われて 人…
大阪留学についての記述を、ほぼおわりかけていたところで1分ほどの停電があり まして、ネット上に保存するにいたっていなかったので、すべてふいになりました。 不注意で消してしまったなんていう記述を、ほかの方のブログで見ましたときは、 お気の毒と思…
永六輔さんは、上方芸能を学ぶために、大阪に住まいを移して留学したと書いて います。( 山川静夫「綱太夫の四季」岩波現代文庫の解説) これは昭和30年代のことで松下電器や三洋電器などが大阪から高度成長の波に のって全国企業となっていった時代であ…
本日の午後1時からNHKFMは、「きょうはとことん大阪三昧」という特集を やっておりました。お笑いと大阪出身の歌い手さんによる音楽を特集していたの ですが、これは本日の気分にマッチいたしました。ちょうど、本日に買おうと 思っていた本が「小出楢重随…
やっと津野海太郎さんの「おかしな時代」を手にすることができました。 「本の雑誌」連載中にも、拙ブログで何度が話題にしたことがありましたが、こうして 単行本となったのを機に、あらためて読み返しています。連載は4年にも及んでいます ので、最初の頃…
編集グループ「SURE」の最新刊である鶴見俊輔さんの「悼詞」には、これまで 鶴見さんが発表された追悼文がまとめられています。巻末には、初出一覧があります ので、これは参考になることです。自分が購読している雑誌とか新聞に掲載された ものは、読んでい…
京都の小さな編集グループSUREからは、山田稔さんの著作もでています。 「酒はなめるように飲め 酒はいかに飲まれたか」という小冊子を2冊セットに しているものですが、「酒はなめるように飲め」という北沢恒彦さんの文章が あって、それに解説をつけるよ…
京都にある編集グループSUREがユニークな活動を続けています。鶴見俊輔さんの スクールでありますが、現在は、作家の黒川創さんが、中心となって活動を行って いるようです。 自宅に仲間が集まってゲストを招いて勉強会を行っていたのですが、その時の 模様…
それでも山口昌男さんの「本の神話学」であります。 この本の最終章は、「もう一つのルネサンス」となっていますが、この最後の ところで、この本を締めるかのようにワールブルクが登場します。「こんなたいした知られない人物の事績にどうしてこだわるのか…
三島憲一さんに、なんのうらみがあるわけではないのですが、岩波文庫の 「蛇儀礼」の解説で、著者のヴァールブルクさんの紹介を行うにあたって、 ヴァールブルク研究所という存在を日本で受容するにあたってのキーマンに ついて、すこし触れてくれてもよかっ…
山口昌男さんの「本の神話学」は、アビ ヴァールブルグを顕彰するために 書かれたものではないかと思われるほどです。山口昌男さんは一時代の知的 ヒーローでありましたが、その代表的な著作「本の神話学」が、いまは品切れで あるようです。中公文庫は品切…
ヴァールブルグ著「蛇儀礼」岩波文庫を手にする人は、どのようにしてこの本に 出会いしかです。文化人類学的な関心から、アメリカインディアンへの関心から、 そしてヴァールブルグ研究所への関心から等々でありますが、小生の場合は、 なんといっても、ヴァ…
頼んであった本が、正月にどっと届きました。全部で10冊くらいになる のですが、まずは手にしやすいものからつまみ読みを始めております。 この先になっても、つまみ読みで終わりそうなのは、岩波文庫の11月新刊で ある「 蛇儀礼 」であります。蛇儀礼 (…
本日は新聞休刊でありまして、これは例年のことです。かって年賀状も2日は 配達はお休みであったと思いますが、民営化のせいか、本日は配達ありです。 今日くらい年賀状もお休みしてもいいのにです。 朝日新聞の元旦号を見ていましたら、新春対談「吉田秀和…