2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
本日にやっとこさ「読書の腕前」岡崎武志 光文社新書を書店でみつけて入手しま した。岡崎さんや読書関係のブログで話題となっていて、早々に増刷がきまったという ニュースも承知しるいるのですが、先日に旅行にいった先で、大きな本屋をのぞいたとき には…
本日に帰宅しましたら、岩波から「図書」4月号と「岩波文庫 私の三冊」が 届いておりました。後者のほうは、最近あちこちの読書関連ブログでとりあげられて いて、みてみたいと思っていたものですが、やっと手にすることができました。 小生も、みずからに…
堀内正和さんという著名な彫刻家は、ユーモラスな文章を書く人でもありました。 このかたには「坐忘録」という著書がありますが、このほんの帯には、 ザっくばらん ボうじゃくぶじんの ウんちくを ロんよりしょうこ クらってごらん とありまして、これをみる…
「本はねころんで」ということでブログを更新しておりますが、やはり 昭和という時代を代表するエンターテイナーである植木等さんがなくなった ことにはふれざるをえません。 小生が小学生の時に、自宅にテレビがはいったのですが、当時は渡辺プロの 全盛期…
「古来牛酪を醍醐と称したとのことだから、古の賢人たちも、書物の味わいを チーズに託して云々することに、異存を唱えなかったにちがいない。」という くだりがあるのは、「読書の醍醐味」という笹山隆さんのエッセイです。 笹山さんは知名度は高くはないよ…
本日の朝日新聞夕刊には、加藤周一さんの「夕陽妄語」がのっているのですが、 その同じページには、「夕陽妄語」「音楽展望」「文芸時評」「論壇時評」 「美の現在」は朝刊の文化面で掲載しますとありました。 これまで、夕刊を夕刊たらしめていた文化関係の…
山口瞳さんの作品には、ほとんど親しんではいないのでありますがサラリーマン作家 として「江分利満氏」でデビューした当時のことは覚えております。そのころのサンアド は、開高健、柳原良平、そして山口瞳をかかえて、たいへんな勢いでありました。 (トリ…
今回の旅行に持参したのは工藤美代子さんの「スパイといわれた外交官」で ありました。EHノーマンについての評伝ですが、赤狩りの時代に巻き込まれて 自殺をしたカナダの外交官のことを、たいへんわかりやすく書いています。 飛行機のなか、電車のなかで居眠…
野暮用で旅にでています。宿泊するホテルにネット接続する端末が 設置してあるので、ブログの更新が可能となりました。 そこまでしなくともとは思うのですが、旅にでますと文章を書くたく なるのでした。 昔にすんでいた街でありますが、その当時とはずいぶ…
このブログをのぞきにきた、古くからの友人に、もうすこし最近の本を とりあげてはどうかといわれてしまいました。まったく、そのとおりであり まして、ことしにはいってからの購入したリストをながめても、新刊は あるものの、まるっきり新しいものはほとん…
いまから35年ほど前に、別格の本というのがありました。 値段は高い、よほど学識がなくては読み解くことはできない、見栄をはるために 購入しても、とうてい恥ずかしい思いしかしないというもので、大学生協 書籍部でも手の届かないような場所に、神のよう…
本日に、小生の手元に届いた「本の雑誌」4月号の津野海太郎さんの 「サブカルチュア創世記」をみていましたら、67年5月に刊行された 植草甚一の「ジャズの前衛たちと黒人たち」を編集していた当時のことを 書いておりました。その終わりのところには、次…
69年1月1日の朝日新聞には「人間回復のために・・10冊の本」と いうリストがありました。リストを作成したのは、久野収さんでありまして、 このリストからは、時代の雰囲気を感じることができます。 人間らしく生きるとかいうのは、最近のほうが大きく…
渡辺一夫さんはフランス文学者ですが、一番有名な仕事はラブレーの 「ガルカンチュアとパンタグリュエル」の翻訳です。 太平洋戦争のさなかに、この作品の翻訳作業を続けて、本が刷り上がった とたんに空爆のために、灰燼にきするというようなことになりなが…
本日は土曜日ですが、打ち合わせがありまして仕事場へと顔をだしました。 お昼過ぎにはおわって、仕事場からの帰りにブックオフに立ち寄ったのです。 本日もいつもとおりで百円棚を中心にチェックをしておりました。 昨日までに話題にしておりました田村義也…
長見義三さんという北海道在住の小説家がいました。 ほとんど無名でありますが、この作家の作品を田村義也さんが装丁をして いるのでありました。これはどうしてなのかと思っておりましたが、今回の 「ゆの字ものがたり」で、田村さんが担当した背景が理解で…
田村義也さんの「ゆの字ものがたり」をねたにしますと、 数日は、このブログを更新することができそうです。 田村さんは、岩波の「世界」編集長でありましたから、 編集者としても一流の人でした。 奥さんのあとがきには、「編集者は黒衣である」が口癖の よ…
このブログ記念すべき一回目のタイトルは、「田村義也の本」と いうものでした。そのときには、版元であります新宿書房の 「ゆの字ものがたり」の紹介ページにリンクをはっておいたので ありますが、ちょうど、2ヶ月してこの「ゆの字ものがたり」を 入手す…
ちょうど学生のころに「林達夫著作集」が平凡社よりでました。 こちらは、ほとんど情報をもっていなかったのですが、著作集の 宣伝パンフを手にして、これはどういうひとだろうかと思って 購入することにしたのです。なかなか見つけることができなくて、 何…
英語の教科書というと文法とリーダーというのがありました。 グラマーというのは、なんともやっかいな記憶しかありませんが、 リーダーで眼にした文章は、なんとも退屈でありました。こちらは 英語がよく理解できていないのでありますからして、これを楽しむ…
本日の朝刊をみていましたら松岡正剛「千夜千冊」が重版したと ありました。最近の出版物としては、別格のような大型企画であり ますが、よくぞ重版までもっていったと、出版に踏み切った求龍堂の 英断に拍手をおくるのでありました。 これまでのところ、こ…
本日の仕事帰りに、本屋によりましたら、「東京人」4月号が 眼にとまりました。この特集は「東京は坂の町」でページを開くと 特集のあたまで小沢信男さんの文章がありまして、しかも近影つきと 即刻で購入を決定したのです。ハイカラな都会のじいさまという…
洋泉社という版元はどのようなところであるのかわかりませんが、 高くて手のでない新書をシリーズ化しています。前には、阿部謹也の 「北の町から」(?)という小樽を舞台にしたものをだしていました。 元版のときに書店でみてなんども手にしたのですが、結…
詩人に長生きはなんとなく似合わないようにも思いますが、 長寿の詩人がいてもいいではないか。 机の近くにあったまど・みちおさんの文庫をみましたら、 まどさんは96歳になったということです。 まどさんが「ぞうさん」で世にでたのは40代後半である よ…
石堂淑朗という人は、大島渚と一緒に活動をしていた 脚本家であります。けんか早い人でありまして、最後は 大島渚ともけんか別れをしたのではなかったかです。 たぶん、小説家をめざしていたはずですが、結局は小説家には なりきれなかったように思います。 …
本日の朝日新聞の「袖のボタン」で丸谷才一さんが、岩波文庫との これまでのつきあいについて書いていました。旧制中学にはいって 鶴岡市の本屋で最初に購入して、次はこれに買って、いろいろと知的な 刺激をうけていまにいたっているが、あえて苦言を呈すれ…
「バカが意見をいう世の中」というのは、小谷野敦さんの 「すばらしい愚民社会」にある章のタイトルでありまして、 ここでは、はてなダイアリーをとりあげて、「ウェブログの世界は 玉石混淆だが、・・・無名の個人による玉は、テレビドラマデータ ベース、…
昔から古本屋歩きを趣味としていますが、その昔はけっこう きびしい主人がいまして、学生であったときは、こちらを値踏みして くるようなところがありました。ひやかしではいろうものなら、店番から するどい視線とともに牽制球がとんできました。 こちらが…
佐藤忠良さんが94歳をこえて個展をしているとありました。 健在で制作を続けているということは素晴らしいことであります。 かってNHKで「舟越保武と佐藤忠良」さんの60年以上に及ぶ 交流をテーマにした番組をやっていて、再放送を数回やって いるもので…
仕事に煮詰まったらブックオフへといくに限ります。 普通の本屋でありますと懐具合が心配になるのでありますが、 ブックオフでありますと、本の置き場所の心配をしていれば いいのですから、読まなければいけないという脅迫観念に とらわれることもなしで、…