2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
チャトウィン「ウィダーの副王」をとりあえず読了したことによって、手が伸びる のは、チャトウィンの別の著作と参考となるものであります。 参考になるものといえば、今福龍太さんの文章があったので、それを見てみようと 思ったのですが、これがすぐには見…
チャトウィンの「ウィダーの副王」をとりあえず読んで、次に何をしたかといえば、 訳者による解説を読んだのであります。 たとえば、これまでずっとこの作品は「ウィダの総督」という邦題で知られていた のですが、これがどうして「ウィダーの副王」となった…
ブルース・チャトウィンの「ウィダーの副王」をさらっと読みました。ウイダーの副王作者: ブルース・チャトウィン,旦敬介出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2015/05/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 小説は本文200ページですから、短…
本日の新聞を見て、一番うれしくなったのは、テレビラジオ欄の「はがき通信」に 掲載の投書でした。短い文章ではありますので、全文を紹介したくなりますが、これ は20日にNHKFMで放送された「ブルースの魂 今ここに ビリー・ホリディ生誕100 年」についての…
本日の新聞を見ていましたら、7月20日に亡くなった鶴見俊輔さんの関連書籍を 特集した広告が眼にとまりました。他の新聞に、この広告がのっているとは思えませ んので、これは朝日だけなのかもしれません。 ちなみにこの広告に参加しているのは、次の出版…
新聞に掲載されていたパズル(数独 またはナンプレ)を頭の体操といって取り組 んでいる家族の苦戦ぶりを見て、ちょっとやってみるかと横から手を出したのはいい のですが、これが思ったよりもずっと手強く、しかも言った手前、引くにひけずで ありました。 …
先日に続けてブックオフへといったときのお話の続きです。 鶴見俊輔さんの「神話的時間」をはじめて手にすることができました。神話的時間作者: 鶴見俊輔出版社/メーカー: 熊本子どもの本研究会発売日: 1995/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) …
先日に豊田正子さんの本に手がいったのは、作家 小沢信男さんが「芸術新聞社」 のホームページに「私のつづりかた」という連載をしていることも影響しているで しょう。( http://www.gei-shin.co.jp/comunity/30/1.html ) 六月で満八十八歳となった小沢さ…
先日にブックオフへと立ち寄ったときに、どうしてこんな本がここにあるのだろう と思って驚いた話を記しましたが、本日は購入したものの話であります。 108円のシールがはられて未来社の本がありました。東方の行く店で未来社の本は あまり見かけないものな…
昨晩、日帰り鈍行旅行から戻りましたら「本の雑誌」9月号が配達されていました。本の雑誌387号作者: 本の雑誌編集部出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2015/08/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 中をのぞいてみて眼が…
日本百名山というのが人気でありまして、テレビ番組でも取り上げられていますが、 これは素人には手強い山ばっかしであります。 そんなんじゃなくて、裏山にあがるというような気分でいける低くて親しまれてい るものを低名山と呼ぼうであります。低迷人が行…
市内にはブックオフが二店ありです。 たぶん、一店は直営で、もう一点はフランチャイズなのでしょう。できるだけ定期的に 巡回しようと思っていますが、それぞれ月に二度もいくことができればよいほうであり ます。今週は、ひさしぶりに、両方のブックオフを…
北海道から満州へと開拓にわたった人は、数としてはそんなに多くないのですが、 北海道で営農実績がある人に声をかけて送り込んだということですから、いわば選良 農家であります。当然、そのような人たちを送り込むのは、容易なことではありま せん。 団長…
「移民たちの『満州』」をななめ読みしていましたら、「満蒙開拓とは開墾ではなく、 中国人を使った農業経営である」というくだりがありました。もともと、農業の経験 がない人々も多く満州にわたったわけで、それは「現地の人を使って、農業をすれば よいの…
たまたま二年間通った小学校が満州からの引き揚げ者による開拓地であったことも あり、満州開拓といえば、近所のおじさんたちがやっていたことと記憶されています。 こちらが小さかったせいもあって、満州開拓地での実際について聞くこともなしであ りました…
本日はお盆行事でした。 当方の地域は旧盆で行いますので、8月13日にはじまって16日までとなります。 旧盆の最終日には、兄弟が集まって母を囲んで昔語りとなります。主には亡くなって 十年が経過しようとしている父の思い出話です。 今回は、亡父の残したも…
日本が仕掛けた戦争が敗戦という形で終わってから70年であります。 この国に住む大半の人は戦争を経験しないという国になりました。これは大変めで たいことでありますが、一方には戦争のない社会に退屈を感じている人々がいるのか もしれません。戦争という…
先月末からWindows10が無料でダウンロードできるというサービスが開始されまし た。対象となるパソコンは、Windows搭載パソコンで、Windows7、8を利用している ものとなります。 これまでマイクロソフトOSの大きなバージョンアップについては、有料が原則…
「en-taxi」45号のページをぱらぱらとめくっていて、目がとまったところについてで あります。 最近は、どのようになっているのかわかりませんが、小学校の夏休みには自由研究と いう課題があって、それがために、家族で小旅行をしたり、資料館の見物などに…
先週の旅行には「en-taxi」45号も持参しました。エンタクシー45号 (ODAIBA MOOK)作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2015/07/23メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見る 表紙はホンマタカシさんによるもの。ホンマタカシさんは、巻…
柳田国男さんの「常民」に対し、小山勝清さんは「野卑、野蛮と見られる山の民」 へのシンパシーであります。農村社会からはみだした存在であるマタギやさんかのほう が身近ということでしょう。常民に対して非定住、ノマドから定住社会を見るとどう うつるの…
高田宏さんの「われ山に帰る」からであります。 取り上げられている小山勝清さんが、柳田国男に対して抱く「疑問と不快」につい てです。 不快というのは、高田さんによると、次のようになります。 「子供には、人並とは言わなくとも正月らしい気持ちは味わ…
「われ山に帰る」同時代ライブラリー版には、山口昌男さんの解説がついています。 高田さんは編集者時代から山口昌男さんとは旧知でありましたので、そうした縁での 解説依頼かなとも思うのですが、もうひとつは民俗学へのかかわりでありましょうか。 山口さ…
今回の旅に携行した高田宏さんの「われ山に帰る」を話題にします。われ山に帰る (同時代ライブラリー)作者: 高田宏出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990/06/15メディア: 新書この商品を含むブログを見る 高田さんが担当した作家 小山勝清さんについてであ…
夜に旅から戻りました。列車に6時間ほどのっていましたので、その間景色を眺め、 本を読み、居眠りをしてであります。 今回の旅の持参本は読みかけでいた次のものです。われ山に帰る (同時代ライブラリー)作者: 高田宏出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990…
本日も旅にでています。 毎日がお休みの生活であるのに、夏休み旅行の気分を味わっています。 本日は稚内を早朝にでて、礼文、利尻島を駆け足でめぐってきました。 当方にとってもはじめての島巡りでありました。 礼文島は近年 花の島として人気が高く、女性…
本日は早朝から動いて、鉄道旅行となりました。 自宅をでてから7時間かけて最北の街につきました。 残念ながらお天気がよろしくなくて、その分涼しいというよりも寒さを感じる ほどでありました。 日本最北となる宗谷岬には、気温を表示しているところがあり…
日本全国のお天気観測地点の7割が、本日は30度以上を記録したのだそうです。 当方が住む北海道も例外ではなく、気温30度以上の地域は赤く色が塗られ、それ以下の ところは白く塗られていますと、海に沿ったわずかなところが30度を下回っていると説 明があり…
全国的に猛暑ということで大阪、京都の親戚からはとんでもなく暑いとの連絡があ りです。それじゃ、猛暑がうそのように涼しい当地に来て過ごせばよろしいのにと 思いますが、こちらで一週間過ごしたら、関西の暑さには耐えることができなくなる かもしれない…
「本の雑誌」8月号の「坪内祐三の読書日記」で、百一歳の作家「秋原勝二」さんが 4月に亡くなっていたことを知りました。 この文章を眼にしてから、おくればせでしまいこんであった「夜の話」SURE刊を 取り出してきました。 SUREの本でありますので、これの…