2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「北の無人駅から」で取り上げられている増毛町は、なんとか線路が残っているだけ よろしいのかもしれません。国鉄の民営化の結果、あちこちの路線が廃止となったり 第三セクターによる運営となっています。まあ鉄道にそこまでこだわらなくてもいい のかもし…
本文よりも注ともいえる「CLICK」を見ながら楽しんでいます。 増毛駅については「キネマが愛した『過去のまち』」という章と「『陸の孤島』 に暮らすわけ」という章のふたつで取り上げています。 「過去のまち」というのは、過去の栄光が色濃くのこっている…
「北の無人駅から」を手にして、「CLICK」というほとんど取材メモ又は注という趣 のページに目がいっています。 昨日に引用した「浜圭介という作曲家もまたとてつもない作曲家なのである。」と いうのは、この「CLICK」というページにあったものです。 「増…
「北の無人駅から」の著者 渡辺さんは、1981年中学2年の時に見た映画とTVドラマ にインパクトを受けて、それがために北海道に渡ることになったのかも知らないと記し ています。 映画は「駅」であり、TVドラマは「北の国から」でありました。この両作品とも…
「北の無人駅から」を話題にしています。 北海道に限らないことですが地方の自治体で、その町をエリアを鉄道が通っていない というのは珍しいことではありません。地方での場合は、鉄道といえば旧国鉄のことと なります。 当方の住む街に隣接しては5つか6…
「北の無人駅から」という本は、790ページからなる厚い本で、なかには本文への注と いう形での解説文が小さな文字による三段組みではさみこまれ、まことに読みでがあ るものです。北の無人駅から作者: 渡辺一史,並木博夫出版社/メーカー: 北海道新聞社発売日…
本日のニュースを見ておりましたら、北海道の海岸線を走る道路で土砂崩れがあっ て、その先の集落に住む六家族十名が孤立しているとのことでした。北海道のあちこ ちにいつ孤立しても不思議でない集落があります。 日本がまだよかった時代には、こうした集落…
「本の雑誌」2月号から津野海太郎さんの連載を話題としています。 岩田宏さんの「渡り歩き」から小笠原豊樹さんの「マヤコフスキー事件」へと 津野さんの話は進んでいきます。こちらはちょっとこの展開についていけないので ありますが、その終わり近くにな…
若いときの読書というのは、頭にがつんとくるようなものを求めてしまうのであり ますが、読書にはじわっと効いてくるようなものもあるということを、その昔に対談 で見たことがありました。たぶん、そのような発言していたのは金井美恵子さんで、 対談がのっ…
本日も「本の雑誌」2月号からであります。 これに「百歳までの読書術」を連載している津野海太郎さんは、12月号から岩田宏 さんが草思社からだした「渡り歩き」を話題としています。この時期になって10年も 前に出た本を話題とするとは驚きです。しかも3号…
「本の雑誌」2月号の特集は「古本屋で遊ぼう」であります。 これから新刊本屋を始めようなんて人はほとんどいなくなっているように思えますが、 どういうわけか、これから「古本屋」という若い人はいるようでありまして、現在どこ そこで修業している何君は…
旅先より戻ってきましたら「本の雑誌」2月号が届いておりました。本の雑誌368号作者: 本の雑誌編集部出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2014/01/09メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る その話題に行く前に、帰りの飛行機…
今回の旅先への地縁ということをいうならば、持参すべきは次のものであったで しょう。結局のところ「屋根裏のプラハ」を持参して、この本はおいていかれること になったのですが、旅から戻って、これを読みましたら、なんとこの作品の舞台と なっているとこ…
今回の旅先で購入した本などについてであります。 まずは「屋根裏プラハ」につながるものであります。 この本のどこかにカレル・チャペックの「ダーシェンカ」から名前をとった犬の ことがでてくるように思いました。(いまほどさがしてみたら、ぱらぱらとペ…
本日、旅先で書店に立ち寄りました。昨日に本屋へと立ち寄っていたら、昨日の友人 への見舞い本はちがったものになっていたでしょう。なんといっても、最近は書店に足 を運ぶことが激減している上に、足を運ぶ書店には岩波文庫はおろか、ちくま文庫など も入…
今回の旅に持参した本は、田中長徳さんのものだけではありませんでした。 体調を崩して入院している友人のところにお見舞い用に届ける本も持参で ありました。体力が落ちているときに読めそうな本というとどういうもの があるだろうかといろいろ思案の結果、…
本日は旅にでることになりました。今回の旅の友となる本を、何にしようかと 思いましたが、このところ読みついでいる本を持つことにしました。屋根裏プラハ作者: 田中長徳出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01/01メディア: 単行本 クリック: 14回この商品…
新潟つながりといっても、旧制新潟高校のつながりであります。 直木賞に名を残す作家 直木三十五の弟が旧制新潟高校の先生であって、その先生 は教え子たちに慕われたという話であります。 教え子で一番有名なのは丸谷才一さんで、丸谷さんの本には、植木清…
本日手にしている本は、新潟つながりによるものです。 とはいっても旧制新潟高校の縁であります。旧制新潟高校といえば、丸谷才一さんが 有名でありまして、その著作のなかにも登場する植村清二さんが、本日手にしている 本の著者であります。歴史と文芸の間…
本日にたまたま手にした読売新聞で読書欄を見ましたら、ここにも「あかんやつら」 が取り上げられていました。本日の朝日読書欄でも取り上げですから、同じ日に大手 二紙で話題となっていることです。あかんやつら 東映京都撮影所血風録作者: 春日太一出版社…
本日のニュースを見ていましたら、キネマ旬報の昨年邦画ベストがでていまして、 これの1番に選出されたのは「ペコロス母に会いに行く」ということです。 最近は本当に映画を見にいくことができずで、昨年は一年を通じて1本くらいし か映画館に足を運べてい…
今年一番の寒気団が入り込んでいるのだそうです。もともと、当方の住んでいるとこ ろの冬は寒いのでありますが、それでもこの時期は格別であります。そういえば、昨年 の今頃は連日のように氷点下15度くらいになって、あちこちのお宅で水道管が凍結して しま…
年が明けて、仕事もはじまっているのですが、いまだなんとなく調子があがりま せん。先週末から仕事をしていますので、休みぼけではないと思いたしですが、 まあそのうちに調子もあがってくるでしょう。 そういえば先年の暮れに、次のものを買っておりました…
小林信彦さんの「伸びる女優 消える女優」を手にしていて、この若々しい好奇心は すごい、思わず「成城だより」の大岡昇平さんと比べてしまいましたが、大岡さんが 「成城だより」を連載していたのは76歳のときまでで、80歳を前にしてなくなっていま すから…
そういえば、日曜日に本屋へといって、今年最初の一冊目を購入しました。 今年のはじめに相応しいものをと思って、新刊書店の棚を見ていたのですが、 これがあまりぱっとしませんです。昨年にいきつけの書店グループが破綻し、 それに引き続き、全国チェーン…
工藤正廣さんが訳した「ドクトル・ジヴァゴ」は、毎日新聞の書評欄の「この3冊」 にもあげられています。 2013年12月15日の書評欄となります。「この3冊」であげているのは、池澤夏樹さ んであります。この池澤さんの評を引用させてもらいます。 「『ドク…
昨年の夏前から手にしていた「ドクトル・ジヴァゴ」の最終ページにやっとこさで たどり着きました。よれよれ、ふらふらになって終わりまできた感じですから、読む のに苦労した小説といえるでしょう。 最後まで読み通せたのは、なによりも文章が良いからであ…
岩波「図書」1月号の冒頭には、瀬戸内寂聴さんの京都での講演が掲載されています。 「これまでの百年、これからの百年」というタイトルでありますが、本当にお元気で あります。 この講演には、「ドナルド・キーンさん、鶴見俊輔さんと私は同じ大正11年生ま…
今年のお正月はありがたいことに穏やかなお天気となりまして、過ごしやすかった ように感じました。お正月三が日のうちに神社やお寺にお参りにいけばよろしいので しょうが、ほとんど自宅からでることもなしでありました。 当方は、こどもの頃に父方の祖母か…
年の初めに手にしているは、昨年末に刊行された小沢信男さんの「捨身なひと」であり ます。捨身なひと作者: 小沢信男出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2013/12/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 2011年には小沢信男さんの著作メモをつけ…