2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

読書週間 4

脱 私の経営私の人生作者: 金本太中出版社/メーカー: 北海道新聞社発売日: 2002/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 昨日に続いて「カナモト」の会長(?)である金本太中さんの著書を話題に します。 金本太中さんは、詩人 飯島耕一さん…

読書週間 3

読書週間のお楽しみは、青空古本市でありましょうか。天下の神田では古本まつりが 始まっていますし、京都は百万辺知恩寺境内では、古本市が始まったとありました。 数年前に、京都へといったときに、ちょうどこの時期でありましたので、京田辺に すむ友人と…

読書週間 2

毎日新聞 10月26日 「あすから読書週間」という特集のトップにおかれた 堀江敏幸さんへのインタビュー記事には、「芋づる式読書」のすすめがありました。「網をかけて大量にとったものから選ぶのではなく、線をひくというか、一冊読んだら、 自分なりの…

読書週間

26日(日)新聞各紙は読書欄を掲載し、27日には「読書週間」ということで、 朝日新聞は特集ページを組んでいました。読書週間というのは、なんだろうと思って 検索をかけましたら、1924年からはじまった行事であると知りました。 今年の「読書週間」…

継続は力なり 2

文芸春秋のPR誌「本の話」にのっている、和田誠さんと田中健五さんとの 対談を見ますと、雑誌の表紙を変えるというのが、相当に大変なことであると いうことがわかります。 週刊文春も、和田誠さんのまえには、女優さんの写真(秋山庄太郎さんから 立木義…

継続は力なり

雑誌の顔というと表紙になりますが、週刊文春は和田誠さんが担当して、なんと 31年となるのだそうです。週刊文春なんて、中学生が手にするものではありません からして、いま40代後半の人は、和田誠さんの週刊文春しか知らないのではないで しょうか。表…

旅の宿から

本日は旅にでておりまして、宿の部屋から携帯メールを利用してのブログ更新となりました。今回の旅の目的は、美術展を見ることにあるのですが、あわせて、本屋めぐりもしたいと思うものの、これはかないそうもありません。

本の狩人 2

山口昌男さんの「本の狩人」は、単行本に未収録の文章をあつめたということで ありますが、奇妙に読んだことがあるように思えるのは、似たようなことを書いて いるのを見たことがあるからでしょうか。 この本には、編集者である川村さんの懇切なメモがついて…

本の狩人 読書年代記

本の狩人―読書年代記作者: 山口昌男出版社/メーカー: 右文書院発売日: 2008/10メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (13件) を見る 数年ぶりでの山口昌男さんの著書となります。旺盛な活動を続けていた山口昌男さんは 2001年に脳溢血で倒…

加藤一雄教 9

本日も「ちくま」87年10月号を開いています。この号には、杉本秀太郎さんの 「西国記 富士正晴と加藤一雄」という文章が掲載されています。この文章は、 いまでは「パリの電球」(岩波書店刊)で読むことができるのですが、小生は、 このブログを記する…

加藤一雄教 8

昨日に引き続いて杉本秀太郎さんの「西国記 富士正晴と加藤一雄」(ちくま 87年10月号 )から話題をいただきです。 杉本さんは、富士正晴さんのところにいったときに、富士さんから「雑誌から切り 取ってとじ合わせたものに富士さん手製の表紙が付き、太…

加藤一雄教 7

加藤一雄さんの「無名の南画家」について記していましたら、Mさんから 杉本秀太郎さんに「西国記 富士正晴と加藤一雄」という文章があって、これの 初出は「ちくま」87年10月号とご教示をいただきました。 筑摩書房からでている「ちくま」は創刊当時か…

湯川書房「蔵書票」

季刊「湯川」の巻末には、湯川書房の刊行案内が掲載されて いるのですが、刊行案内と記してある頁には、湯川書房の蔵書票が 大きくあしらわれています。これは、山本六三さんによる銅版画で ありまして、このスタイルはNo.5まで引き継がれました。 No.6から…

季刊「湯川」No.7

季刊「湯川」No.7は、80年11月刊行となりました。 これまでの「湯川」は、リトルマガジンという趣のものでありましたが、 前号がでた79年8月から、一年3ヶ月がたってでた「湯川」No.7はすべて 「魔笛」の特集でありまして、これまでの号よりも「PR誌」…

季刊「湯川」No.6

季刊「湯川」No.6は、79年8月刊行となっています。 前号から1年が経過しています。 湯川書房は、一般紙に出版案内をするようなところではありません でしたから、出版物が書評にでも取り上げられることがなければ、 会社が活動しているのかどうかも見えてき…

季刊「湯川」No.5

季刊「湯川」No.5は、78年8月刊行となっています。 前号から4ヶ月ででたのでありますから、たいへん立派です。 年二回なのに季刊とはという声が聞こえたような刊行ペースになり、 この号は執筆者の顔ぶれも素晴らしい。 表紙画 藤田慶次 宇佐見英治 翰林の…

季刊「湯川」No.4

季刊「湯川」No.4は、78年4月刊行となっています。 会社の所在地は、それまでの大阪市北区老松町から、同じ北区 西天満4丁目となっています。 (大阪の地理に明るくないので、 よくわかりませんが、移転をしたというよりも、住居表示が実施 されて、老松町…

季刊「湯川」No.3

季刊「湯川」No.3は、77年10 月刊行となっています。 前号が4月刊でありますから、この号がでるのに半年かかって います。 表紙画 高田博厚デッサン 野田理一 大津絵への前言 郡司正勝 亡くなった写真 望月洋子 旅の栖 鶴岡善久 荷風の未発表葉書 有田佐…

季刊「湯川」No.2

季刊「湯川」No.2は、77年4月刊行となっています。 表紙画 平野遼 「コントラバスの2人」 小川国夫 「花深き」の挿絵より 塚本邦雄 いづこ香淀 宇佐見英治 泉窗書屋閑話 有田佐市 ムッシュ・Tについて 1 秦 恒平 「谷崎潤一郎家集」のこと 生田耕作訳 …

季刊「湯川」目次 1

このブログで湯川書房について記したのは、季刊「湯川」の紹介 記事でありました。 その時に、当方の手元には6冊しかなくて、「日本の古本屋」には 全7冊とあって、はてなと書いたのであります。 その後、vol7の目次を書き込みいただいたりして、本当に7…

加藤一雄教 6

このところ、小説家 加藤一雄さんについて話題としています。湯川書房から 加藤一雄さんの作品が限定本ででるにいたったのは、この本にかかわった湯川成一さんと 戸田勝久さんがともに、加藤一雄教の信者であったからでありますが、もともとは、 戸田勝久さ…

加藤一雄教 5

本日も加藤一雄さんについての書き込みをいただいております。 皆様に書き込みをたくさんいただいているおかげで、加藤一雄さんに関する 情報が多くなっています。ありがとうございます。 娘さんがいらしてやはり同じように美術研究をやっておられることを知…

加藤一雄教 4

加藤一雄教の皆様から励ましの書き込みをいただきまして、加藤一雄さんに 関連の記述などをあたってみております。 原章二さんという方に、「加藤一雄の墓」という著作があるのですが、これは そんなに古い本ではないのでありますが、いまでは入手困難となっ…

加藤一雄教 3

加藤一雄教の信者の方から連日書き込みをいただいておりまして、このように 信者さんが顕在化してくるとは思ってもみませんでした。本当にネット世界の 楽しさであります。こういう楽しさばっかりでありましたら、韓国の女優さんは 自殺をしなくてもよかった…

加藤一雄教 2

昨日に「加藤一雄教」とかきましたら、お二人の方からコメントをいただきまして、 さすがに「加藤一雄」さんは教祖さんといわれるだけのことはあると感じました。 加藤一雄教の信者さんは、皆さん大人で熱くならないのが特徴でありましょうか。 宗教といって…

加藤一雄教  

「spin」04号には、山本善行が聞き手となった「湯川成一」さんへのインタビュー が掲載されています。もとは「sumus」4号にのったものでありまして、これは ネットでも公開されておりまして、たいへん参考になったものです。 湯川書房が限定本とした著者…

「spin」04号のこと

「湯川書房 湯川成一さんに捧ぐ」と刷り込まれた「spin」04号を送って いただき手にすることができました。とにかく「湯川書房」に関しては参考と なる資料が少なかったのですが、このような形で手にすることができたことを うれしく思います。この号には…

旅行記について 2

文豪たちの大陸横断鉄道 (新潮新書)作者: 小島英俊出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/09メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る 「文豪たちの大陸横断鉄道」は、「世界鉄道史」や「近代旅行史」を趣味とする 商社マンであった人…

旅行記について

「旅行記について」という文章は、篠田一士さんの「現代イギリス文学」(垂水 書房刊)におさめられているものです。( このあと、この著作は小沢書店から 復刊されたのですが、どちらも古本でしか入手できません。) 「 イギリス文学のもっとも光栄ある部分…

追悼 湯川成一さん 『spin』04

先日に「仙台が親戚」様が宣伝をと書き込みをしてくださった「spin」 04号が刊行されたとの知らせが「daily-sumus」10月2日に、雑誌の書影と ともにアップされていました。 これは以下のアドレスとなります。 http://sumus.exblog.jp/ 詳しくは、もちろんこ…