2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「4月になれば」というのは、サイモン&ガーファンクルの歌でありました。 「9月になれば」という邦題の歌もありまして、どちらかというとこちらのほうが、 明るくて好きでありますが、ともかく明日から4月であります。 4月に入っての話題といいますと、東京…
年度末であります。お役所をはじめとして、多くの会社でも会計年度を3月まで としているところが多いかと思いますが、この時期は退職の方を送り出して、新しい 人をむかい入れることになります。 今から40年近くも前に、当方も就職のために、この街に移っ…
昨日に話題とした「リーブルなにわ」などは、昔の基準でいきますと、けっこう 大きな売り場の本屋ということになります。札幌に紀伊国屋がでてくるまでは、地場 の書店としては品揃えがよかったとなります。紀伊国屋がでてからは、特に品揃えを 絞っての展開…
先日、「本の雑誌」を配達してくれる本屋に支払いにいってきました。厚い本で ありますと郵便受けに入らないので、不在の時には持ち帰りとなりますが、雑誌 一冊であれば、そのままいれていってくれます。ありがたきかなです。 この代金をお店に支払いにいき…
最近購入した本というのは、これは近いうちに読むぞと思っているのですが、 なんといっても読むスピードが遅いので、未読のものはたまる一方であります。 なんとか読めそうに思うのは、次のようなものです。芸人の肖像 (ちくま新書)作者: 小沢昭一出版社/メ…
岩波文庫「ある老学徒の手記」の解説を田中克彦さんが書いているのは、もちろん 田中克彦さんの専門につながるからであります。(当方の読書は、ちょうど老学徒が 家族をともなって満州から蒙古調査に赴くところにさしかかっています。) 家族を伴って実施し…
これは、最近ふとんのなかで横になって読んでいるものです。今年の一月の新刊 でありますが、著者の名前をどこかで聞いたような気がして、これは山口昌男つな がりであろうかと思ったのです。どこかで山口昌男さんが文章を書いているはずと は思うものの、い…
丸谷才一さんの「後鳥羽院 第二版」の文庫を手にして、あとがきなどをみていま すが、このあとがきが、次のような書き出しとなっていることは、すっかり忘れて います。 「これはひょっとすると、わたしと國學院大學との関係を記念するために書かれた本 かも…
最近文庫となった、次のものを購入です。後鳥羽院 (ちくま学芸文庫)作者: 丸谷才一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/03/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る 最初に「後鳥羽院」が「日本詩人選10巻」としてでたのは1973…
いまほどまでフジテレビ系列で放送されている「僕らの音楽」を見ていました。 最近は見るに値する音楽番組がすくなくなっているなかで、毎回趣向をこらした聴か せる音楽を提供してくれます。フジテレビの基本的な体質には首をかしげることも 多いのですが、…
工藤正廣訳「ドクトル・ジヴァゴ」は税込みで8400円なりです。図書館で借りては 読めそうもないし、まずはどこかの本屋で手にしてみることにいたしましょう。 このような本をあっさりと購入することができるようなふところ具合になればうれしい のですが。(…
工藤正廣さんの翻訳が最初に刊行されたのは、「蒼ざめた馬 ロープシン晶文社 1967 (晶文選書)」とあります。時代でありますので、これは当時の学生にそこそこ 読まれていたでしょうが、これと五木寛之さんが直木賞を受けた作品がシンクロ するのでありました…
ボリス・パステルナークが日本でどのくらい読まれているのかわかりませんが、 日本で読んでいる方のほとんどは日本語に訳されたものを通じてでしょう。 その時の翻訳は、詩であれば、ほとんどが工藤正廣訳でしょう。 ただし小説に関しては、まったく事情が異…
昨日の朝日新聞朝刊一面を見て驚きました。一面にある「司法試験三千人枠撤廃」 という見出しが目に飛び込んできて驚いたわけではありません。 出版社の広告がならぶ三八の右から三つ目に太字で「新訳! ドクトル・ジヴァゴ」 とあるのが目にはいったからで…
本日の大阪は朝から晴天でありました。風もなくて、暖かく、すこし急ぎ足で歩き ますと汗ばむほどでありました。 午前に、これまで行ってみたいと思っていた「ジュンク堂堂島店」へと足を運び ました。当方は大阪不案内でありますからして、事前に場所を地図…
この時期は学校の卒業式の時期となります。高校はすでに終わってしまって いるようですが、昨日は小学生が卒業式を終えて戻るところを目撃しました。 本日はというと、大学生のえび茶袴姿とか振袖姿を見ることができまして、 こうした風景もこの時期ならでは…
なにがこの時期の話題であるかですが、まったく意識をせずに話題を記して おりましたら、山口昌男さんの亡くなったのは3月10日で、神西清さんが亡く なったのは3月11日であるとのことです。神西清さんが北海道大学図書館に勤務 していたということもあって、…
神西清さんという方は気になる人でありますが、仕事で一番有名なのは、ロシア文学の 翻訳でありますが、岩波文庫にはいっているガルシン「赤い花」なんて、相当に読まれて いるはずです。もちろんチェーホフも。 中公文庫にはいっていた「灰色の眼の女」は、…
知人に子どもが生まれたとき、その誕生日に近い刊行日付の本をプレゼントして いたことがあります。本の発行日というのは、末尾が5日とか10日なんていうのが 多くて、そういう日に生まれていましたら、わりあい容易に見つかって、あとは その本がプレゼント…
これまで拙ブログでは、ずいぶんと山口昌男さんのことを話題にしています。 当方のある部分は山口昌男さんの圧倒的な影響下にあったといえるでしょう。当方に とって幸せなことは、山口昌男さんが一番パワーを持っていた頃に、その著作を手に することができ…
亡くなった山口昌男さんを偲んで、山口さんが生前に発表された「私の死亡記事」 についてを話題としています。 「インドネシアの山中で」というタイトルですが、この本に寄稿している他の方々が どのような書き方をしているのか、まったく知っておりませんが…
本日、山下達郎さんの「サンディ・ソングブック」が終わったあとに続くニュース を聴いていましたら、山口昌男さんが都内の病院で亡くなったとの報道がありました。 地元の新聞社が提供するラジオニュースでありますので、山口昌男さんの功績も簡に して要を…
集英社版 世界文学全集と検索をかけても目指す巻には、たどりつかなかったので ありますが、これは「20世紀の文学」と加えなくてはいけないようです。 これでアマゾンを検索してみましたら、ここに当方が手にした本が販売されていま した。1966(昭和41)年8…
「タタール人の砂漠」 ブッツァーティで検索するとでてくるのは、次のものです。タタール人の砂漠 (イタリア叢書)作者: ディーノブッツァーティ,Dino Buzzati,脇功出版社/メーカー: 松籟社発売日: 1992/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 52回この商品…
岩波「図書」3月号の巻末にある4月刊行予定の本というのを話題にしようと思って 記し始めて、最後に保存するを押したらうまく保存できずであったようです。 めったにないことですが、たまにこのようなことがあります。古いブラウザーを使っ ているからであ…
月がかわりまして出版社のPR誌が届きました。 岩波「図書」では、赤川次郎さんの連載がなかまうちで話題となっています。 赤川さんの小説作品は、ほとんど読むこともなく来ているのですが、もともとの赤川 さんはこういう人なのかと思いましたです。(劇作…
武藤康史さんは、いつころからみすず読書アンケートに登場するようになったのか と時間をさかのぼっています。 2008年のものには、すでに登場していました。もうすこしさかのぼる必要がありそう であります。(「文学鶴亀」を見たら、すぐにわかりそうですが…
読書アンケートで、これはなかなか面白いなと思ったのは、武藤康史さんがあげて いるものであります。武藤さんは、いつから読書アンケートに回答を寄せていたので あったのかと、ちょっと前からの号をチェックしてみましたが、数年前からのこと であるようで…
この読書アンケートにあげられている本には、昨年に刊行されたものもあれば、 すでに大古典といってもいいようなものもあります。 一番刊行年が古いものはなんであろうかと思いましたら、プラトンの「ソクラテスの 弁明」をあげている方がいらっしゃいました…
みすずアンケートに回答している方で気になるのは、なんといっても長老であり ます鶴見俊輔さんのものです。(お元気で回答が寄せられて良かったことです。) 鶴見さんは、次の5冊をあげています。 1 秋原勝二 「夜の話」 編集グループSURE 2012年 かって…