2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今年もほんと残りすくなくなりました。 本日もは、あれこれとやることがありまして、ほとんど本を手にすることもなかった のでありますが、今年の終わりに手にしていたのは、ブルース・チャトウィンのもので ありました。どうして僕はこんなところに (角川文…
新年の準備とはいっても、当方がするのは正月休みに読む本を買うことくらいで、 あとは食料品買い出しのため車をだすくらいであります。 当方の住む地方では大晦日からごちそうを食するというのがならいでありまして、 おせちの折というのは、大晦日の夕食の…
本日の仕事より戻りましたら、「図書」1月号が届いていました。「図書」の表紙は これまで「本」についてのものでありましたが、1月からはがらっとかわって、科学 写真家による作品と解説であります。題して「石けん膜の干渉色模様」とあります。 ずいぶん…
「くれの二十八日」というのは、もちろん内田魯庵の小説のタイトルからの借用で あります。家のどこかに岩波文庫本があるはずですが、あれはすこしでも読んだの だったろうかです。くれの廿八日 他一篇 (岩波文庫)作者: 内田魯庵出版社/メーカー: 岩波書店発…
学校は冬休みにはいったようであります。こちらの学校の冬休みは25日間となります ので、1月中旬すぎまでお休みです。 そういえば、カレンダーの関係でお役所などもお正月休みにはいったようです。 当方は、本日はお休みとなりましたが、仕事は来週まで続き…
中野書店といえば当方にとっては「古本倶楽部」であります。中野書店が神保町の 店を閉めたからといって「古本倶楽部」がなくなるわけではありません。 とはいうものの、中野書店のご主人が亡くなったと聞きましたら、これまでの恩に 報いるには「古本倶楽部…
先日に「sumus2013」を拝見していましたら、中野書店のご主人がお亡くなりになっ たとの知らせがのっていて驚きました。 http://sumus2013.exblog.jp/23464457/ 当方は、このご主人とはまったく面識はないのでありますが、これまで長らく目録 「古本倶楽部」…
高校駅伝についての山田稔さんの小さな文章を話題としています。 「日本小説を読む会」という比較的内輪の会報に掲載したせいもあるのでしょうか、 めったにないこと、家庭での家族の様子がえがかれています。 「あわてふためく二人」というのは、上の二人の…
高校駅伝といえば思い出す文章は、昨日にすこし引用しました山田稔さんのもので あります。この文章がなぜ好みであるかといえば、山田稔さんのものにしては珍しく ご家族が文章に登場することと、高校駅伝が話題となっているからです。 この文章が発表された…
昨日は高校駅伝がありまして、午前午後とTV中継でありました。京都を会場とする スポーツの全国大会にどのようなものがあるのかわかりませんが、京都の街を駆け抜け る駅伝大会は、すっかり歳末行事として定着をしているようです。 当方が京都に住んでいた…
チャトウィンさんの取り上げる人物は、マンデリシュタームとかアンドレ・マルロー のように知名度が極めて高い人から、ヴェルナー・ヘルツオークのように知る人ぞ知る という人まで様々であります。 目次に掲載の名前を見て、これはと思ったのは、ドナルド・…
チャトウィンさんは、アフリカのベナンでクーデターがおきた当日に滞在していて、 外国から侵攻してきた傭兵の一味と疑われて拘束されることになるのですが、あわや 殺害されるのではということになるところで、拘束をとかれることになります。 この拘束のと…
チャトウィンの「どうして僕はこんなところに」は、11の章からなります。 目次を書き写してみますと、次のようなタイトルの章がならびます。 1 友人たちと家族のために 2 不思議な出会い 3 友人たち 4 出会い 5 ロシア 6 中国 7 人々 8 旅 9 さらに…
篠田一士さんは、「新しい旅行記をもとめて」でチャトウィンの旅行記をとりあげ たあとに「チャトウィンは二冊の旅行記を書いたあと、小説家に転身した」と書いて います。こうなると、どこかで篠田さんがチャトウィンの小説についてふれていない かとさがし…
今年は、ブルース・チャトウィンのものをはじめて読みました。 チャトウィンは、「ウッツ男爵」を翻訳した池内紀さんが自分と同じ生年といって いますので1940年生まれとなります。亡くなったのは1989年のことです。 (Bruce Charles Chatwin, 1940年5月13日…
イギリス文学というと紀行小説などが定番としてあるというのは、篠田一士さんの 著書「現代イギリス文学」で語られていることです。 もともとは垂水書房からでていた「現代イギリス文学」でありましたが、その後増補 されて小沢書店から「新編 現代イギリス…
昨日のきょうでありますからして、まずはそれにちなんだ話を前置きに。 かっての戦争を体験した長老からいただいたはげましのことばです。 「絶望的ながら。負けても負けても闘う覚悟、と花田清輝が言っていました。」 負けてもまけてもへこたれないぞであり…
闘い済んで日が暮れてであります。 本日は衆議院議員選挙でありましたが、与党の圧勝であります。政権与党は、この 選挙戦にはいるときに獲得目標を過半数といっていて、それじゃ最初から議席を落と すことを宣言しているようなものではないかと批判を浴びま…
学校にいっていたころ、定期試験などが近づくと小説にはまってしまって、勉強が おろそかになるということがありました。ふだんよりもこうした時のほうが本を楽し く読めるというのが皮肉であります。 お正月にむけて片付けをしなくてはいけなくて、この週末…
年末読書計画といって、読むつもりの本をせっせと購入であります。本日は一日で 1300ページほどの本(数冊あわせてであります)が届きました。もうこれで十分すぎ るのでしょうが、もうすこし計画にしたがって確保にいそしむことにしましょう。 到達がとうて…
年末読書計画であります。読みたいなと思うものを手当たり次第にあげていきます。 なんとなく、正月近くなりますとポケミスが読みたくなります。今年に亡くなった作家 さんのものなどどうでしょう。秘密〔ハヤカワ・ミステリ1833〕 (ハヤカワ・ポケット・ミ…
年末から年始にかけて読む本を確保するといって、このところ本を購入していま す。年間購書百冊というささやかな目標はなんとかクリアすることができそうです。 年間読破冊数お恥ずかしい限りでありますが、こちらのほうは、なかなかうまいこと 数字をかせぐ…
岩田宏さんの「いただきまする」であります。 「同志たち、ごはんですよ」とよびかけたのは、ロシアの貨物船のウェイトレスさん でありましたが、「いただきまする」といったのは、夢のなかにでてきた人であります。 岩田さんが詩の雑誌が「特集 天皇」のア…
「みすず」表紙裏にある小沢信男さんの文章をみていましたら「わたくし事の年間 点鬼簿」という言葉がありました。「点鬼簿」という言葉は、芥川龍之介の小説の タイトルとなっているというのを、今回、初めて知りました。当方はこの言葉を 古山高麗雄さんの…
昨日の夜遅くに戻ってくるとき、気温が下がっていてずいぶんと寒いなと思っていま したら、今朝に起きて、外を見ましたら雪となっていました。積もった雪をそのままに しておきますと、道路が凍ってつるつるになってしまいますので、さあっと除雪をしな くて…
本日は夜になって気温が下がっているようです。夜に集まりがあって電車を利用して 隣町へといってきたのですが、集まりが終わって駅まで歩いていった時、すこしアルコ ールがはいっているにも限らず、寒くて震えてしまいました。 こちらに戻ってきて、車のな…
もういくつ寝るとお正月ではありませんが、あと何冊買えばお正月であります。 今年は本が買えていないのでありますが、なんとか年間で百冊をこえるところまでは 行きたいと思っているのです。ずいぶんと低いハードルでありまして、百冊なんて 一ヶ月でクリア…
昨日に話題とした「昭和34(1959)年7月に完結した新書版谷崎全集」は、昨年に 12月に購入したものでした。一年に最低でも百冊くらいは購入したいと思っているもの の、近年は低調が続いていまして、12月にはいってから追い込みとなるのですが、この ような…
風邪をひいて不調でありましたが、食料品の買い物ついでに、いきつけのブックに たちよりました。 この日は文庫本価格が、上限250円ということで、これまで高くて手が出なかった ものが250円均一であります。こんなことでいいのかと思いながら、助平根性で、…
辺見庸さんの著作にはほとんど縁がありませんでした。これまで数冊を手にしただ けでありましょう。その一冊は、辺見さんの原作が映画化されたことによって関心を もったものであります。最近は新聞などに寄稿された文章を眼にすることがありまし たが、時流…