2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

雑誌の特大号 5

雑誌特大号に収録の小説を読んでいたら楽しくて、時間が経つのを忘れてしまうと 書きたいところでありますが、まるでそういうことにはなっていません。 これを機に久しぶり五木寛之さんの小説でも読んでみましょうかと思っていたのです が、それもいまだです…

雑誌の特大号 4

それにしても「昭和名作短編小説」という「小説新潮」臨時増刊号は、おすすめで あります。出血大サービスでして、1988年にはこういう雑誌が可能であったのですね。 先日にこの号に収録作品の一覧を掲げましたが、ほとんどの作品がいわゆる純文学と して分類…

雑誌の特大号 3

当時文庫で読むことができなかった小山清さんの「落穂拾い」は、いまはちくま文庫 で読むことができるようになっています。この雑誌に再録された時とくらべると、今の ほうが小山清さんの人気は高いように思います。落穂拾い・犬の生活 (ちくま文庫)作者: 小…

雑誌の特大号 2

このブログの更新に使用しているちょっと古いMacBookproの充電器が異常な発熱で これは火を噴くのではないかと思われるので、本日はバッテリー残り60%を切った ところから作業のスタートです。とりあえず、ネットで安い充電器を確保しましたの で、数日で現…

雑誌の特大号

本日に「群像」10月号創刊70周年記念号「群像短編名作選」が届きました。 もうちょっと早くに手にすることができるはずでしたが、予定がかわりまして、本日 郵便で届きました。これは、すごいボリューム(804ページ)のものでありまして、 これは長く楽しむ…

日本語のために 5

ほんとに池澤夏樹さんの「日本語のために」は勉強になることです。日本語のために (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/08/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る そんなこともし…

日本語のために 4

池澤夏樹さんの「日本語のために」は、なるほどそういうことなのかという思う ところがあちこちにありです。昨日の祝詞もそうですが、耳にしたり、目にしたり することはあっても、そのままやりすごしてしまうものを、あらためてじっくりと 良質の日本語で読…

日本語のために 3

池澤夏樹さんが編集した「日本語のために」の冒頭におかれているのは、「祝詞」 です。のりとと打ち込んで変換をかけても一発で「祝詞」とはでてきませんが、のり とといえば、神前で神主さんがとなえるものでしょうと思っていましたが、ここに は、「六月晦…

日本語のために 2

池澤夏樹さんの日本文学全集「日本語のために」は、とても刺激的なものです。日本語のために (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/08/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る あい…

日本語のために

昨日に図書館から借りてきた「日本語のために」であります。日本語のために (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/08/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る 池澤夏樹さんが編集し…

本日は図書館へ

本日は図書館へといってきました。このまちの図書館は数年前から指定管理者が 運営する図書館となり、その目玉の一つが休館日を減らすことであります。 一般的な公立図書館は月曜日を休館としていることが多く、昨日は祝日のために 臨時開館することになって…

本日は敬老の日

本日は敬老の日ということですが、三連休の最後の日という感じ、またはシルバー ウィーク(?)前半の終わりという感じを受けて、「敬老の日」という感じはしま せんですね。 テレビ番組を見ても「敬老の日」にちなむ、そのものずばりの番組はなかったよ う…

元の場所へ

このところ加藤九祚さんの「天の蛇」を話題としていましたので、それに関係する 本をだしてきて、机のまわりにおいておりました。このようにしていますと、すぐに そこに本の山ができることで、あるていどめどがつきましたら、そこにつまれている 本は元あっ…

ありえへん人 4

本日も加藤九祚さんの「天の蛇」を手にしておりました。 本当に時間がかかった労作でありまして、完本となったことで、これが加藤さんの 代表作といってよろしいでしょう。この本など、文庫本となっても不思議でないもの です。本来ならば河出文庫でしょうが…

ありえへん人 3

先日に注文してありました加藤九祚さんの「完本 天の蛇」が届きました。 2011年4月に刊行されたものですが、これの楽しみは巻末に増補された40ページ分で あります。 ネフスキーが日本で生活をしていたのは1915年から1929年のことですから、今から 百年前の…

ありえへん人 2

本日は十五夜さんで、中秋の名月であります。当方の地域は、お天気が良くずっと お月さんを見ることができています。 そういえば、本日の朝日新聞「天声人語」は、月が話題でありました。月旅行から、 宇宙開発での月資源のこととなって、それから中秋の名月…

ありえへん人

昨日、9月13日の朝刊に民族・考古学者の加藤九祚(かとう・きゅうぞう)さんが 亡くなったとあります。94歳とありました。 本日は、加藤九祚さんを追悼する意味で、代表的な著作「天の蛇」を手にして読ん でおりました。これまでなんども拙ブログでは加藤九…

ただいま読書中

あれこれとつまみ読みをしているのですが、ずっと手にしているのは大西巨人さん の「神聖喜劇」第一巻です。8月24日に入手したとブログに記していますので、そろ そろ読み始めて三週間でしょうか。なんといっても、巨人ワールドでありますので、 巨人さんの…

文庫本を狙え 2

「文庫本宝船」を確保したので、せっかくだから借りて読んだままで、いまだ入手 できていない「文庫本玉手箱」を、これを機に確保しましょうかと検索をかけてみま したら、先月の中旬くらいまでは、けっこう安価で販売されていたものが、ここに 来て価格が上…

文庫本を狙え

坪内祐三さんの「文庫本宝船」のあとがきを読んでいましたら、坪内さんがあまり にも弱気となっているように思えて、思わずエールを送りたくなりました。 あとがきにある一部を切り抜いてみます。 「 旭屋や芳林堂、あるいは銀座にあった近藤書店といった中…

最強の待合せ本

昨日に診療までの待合せ時間に読んでいた坪内祐三さんの「文庫本宝船」について です。当方にとっては、これは最強の「待合せ本」であります。文庫本宝船作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2016/08/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この…

重陽の節句

本日は九並びの日で、重陽の節句となりです。このような節句があることを当方は 知りませんでしたが、丸谷才一さんの小説「今は何時ですか?」の書き出しのところ で、この「重陽」が話題となるのを見まして、9月9日が節句であると刷り込まれまし た。 秋が…

新刊入手せり

先日のクラス会にあわせて本屋に立ち寄り、坪内祐三さんの「文庫本宝船」を無事に 入手しました。これの話題は、ちょっとあとまわしにして、まずは本日の新聞広告を みてこれは逃せないと思ったものについてです。 それは、次のものであります。群像 2016年 …

四年に一度の

いまから20数年前に、高校の同級生が急逝したのをきっかけに、一年に一度は無事 を確認するため有志で顔をあわせることとし、四年に一度はクラス会を開催すること にしようということになりました。四年に一度といえばオリンピックでありますから して、その…

図書館から借りた本 4

図書館から借りた本は、もう一冊ありました。とうてい読みとおすことはできそうも ないのですが、立ち見するようなつもりで、借りてなかをのぞいてみます。奴隷船の歴史作者: マーカス・レディカー,上野直子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/06/25メ…

図書館から借りた本 3

借りている「文字を作る仕事」から、萬玉邦夫さんについてのくだりを紹介です。 なかなか萬玉さんについての文章を目にすることができませんので、鳥海さんの文章 は貴重であります。もっとあちこちで目にできてもよろしいのに、これはきっと何か あるのでし…

図書館から借りた本 2

鳥海修さんの「文字を作る仕事」を借りたのは、「文字作り」ということに関心が あったことはもちろんですが、これの目次をみましたら、「人がいて、文字がある」 という章に「藤沢周平を組む 萬玉邦夫さんのこと」という文章があったからでもあ りますね。…

図書館から借りた本 

図書館へといって、本を借りました。 今回図書館へといったおりに、「暮しの手帖」の最近のバックナンバーに気になる 記事があるので、チェックしてみようと思ったのですが、開架におかれているバック ナンバーは一冊もなく、貸し出されているようでした。こ…

波と図書 9月号 5

新潮社「波」9月号を見ましたら、翻訳小説の紹介に多くのページがさかれていまし た。新しい翻訳作品は「新潮クレスト・ブックス」でありまして、このシリーズの スタートは1998年ということですから、もう20年近くになるのですね。このラインナッ プをみて…

波と図書 9月号 4

「波」と「図書」9月号を津野海太郎さんでつなげるのでありました。「図書」で は10月新刊に津野さんの本があり、「波」では「村上柴田翻訳堂」の特集ページに寄 稿であります。 この特集ページのトップには、池澤春菜さんの文章がおかれていて、池澤さんも…