2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧
清水真砂子さんの「青春の終わった日 ひとつの自伝 」に登場する恩師で実名が 記されている方のことです。 この先生は、清水さんが入学した静岡大学の教授でありました。一番最初に記される ときは、他の先生と同じくイニシャルでの表記となっていました。 …
先日に仕事帰りによったブックオフで、次の本を入手しました。 以前からその店にあって立ち見をしていたのですが、安くなったのを機にめでたく 購入となりました。青春の終わった日――ひとつの自伝作者: 清水眞砂子出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2008/09/02…
昨晩にTVを見ておりましたら、番組に登場していいた若い男性が、自分は両親から 英才教育を施されてといっていました。これが学歴エリートの発したものでありまし たら、すぐにチャンネルを変えたでありましょうが、学歴エリートから遠い(?)と ころで生き…
TUTAYA系のリサイクルブックショップで購入した三冊のうち、最後のものです。 久しぶりに講談社文芸文庫で百五円のものを発見しました。(大江健三郎さんのもの などは見かけることがあるのですが。)木山捷平全詩集 (講談社文芸文庫)作者: 木山捷平出版社/…
和田誠さんは、谷川俊太郎さんが翻訳した「マザー・グース」が講談社文庫に入った 時に、文庫で四分冊となる336篇すべてに絵を描いたとあります。 「この仕事のおかげで、ぼくはずいぶんマザー・グースの勉強をさせてもらった。」と 記しています。(1973年…
先日にTUTAYA系のリサイクル本屋で購入した本を話題にしていました。 途中で話が脱線してしまいました。(もともと本筋がないのでありますからして、 脱線はあたっていないか。) 三冊購入したのですが、その一冊は田村隆一さんのものでありました。 あとの…
ページをかせぐということは、岩波新書「私の読書法」にある杉浦明平さんの エッセイのなかにあったように思います。当方と同じくらいの年代の人には、 かなり知られているもので、一ヶ月で1万ページ読破をノルマとする話であります。 一月で一万ページとい…
最近手にしている本としましたが、本日話題にしますのは、昨日にTUTATYA系の リサイクル本屋で購入したものであります。いずれも105円となっていましたが、この TUTAYA系は販売しているほとんどすべての本をコンピュータ登録しているらしく、 レシートには本…
その昔の社会思想社からでていた文庫には、牧逸馬とかのものがシリーズとなって 入っていました。物置に文庫棚がありまして、そこに何冊かあるのですが、さて何を 購入していたろうかと思って、現代思想文庫で検索をしてみましたら、異色作家傑作選 というこ…
今年はどうしたわけかあまり本が買えていません。購入した本の3割を読むという ことをノルマとした場合、数が多いほどたくさん読まなくてはいけないのですが、 最近は読むことができなくなっていることから、買うこともできなくなっている ようです。(いつ…
今年の山猫忌、話題にするに一番ふさわしいのは工藤正廣訳「ドクトル・ジヴァゴ」 未知谷刊の訳者あとがきであります。 当方はまちの大きな書店で、この本を手にしてまずはあとがきを立ち見したのであり ますが、ここに工藤正廣さんによる長谷川四郎さんへの…
本日は気の置けない友人たちとの集まりとなりました。 もともとは4月から再就職した友人を囲んでの会でありましたが、ちょうど、本日が 長谷川四郎さんの命日となることから、参加メンバーには、本日は山猫忌であると アナウンスしたのであります。 それを知…
作家・詩人 長谷川四郎さんを追悼する山猫忌であります。拙ブログは例年この時期 に、山猫忌ということで長谷川四郎さんのことを話題にすることにしていますが、この 一年間に長谷川四郎さんに関して新しい発見はあったでしょうか。 「今年は1976年だからブ…
歌舞伎のお勉強とはいうものの、芝居をみるわけではなしで、手近にある本をのぞいて いるのでありますね。 本日、手にしたのは、次のものです。女形の運命 (岩波現代文庫)作者: 渡辺保出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/06/14メディア: 文庫 クリック: …
昨日に引用したところにありましたが、昭和7年には「歌舞伎を上演する劇場が、 東京に四つもあり、役者の数も、いまの三倍以上だった。」そうです。 現代でも東京には歌舞伎を上演する劇場が四つあるではないかといわれそうです が、この場合はもっぱら歌舞…
新しい歌舞伎座が開場したせいもあって、歌舞伎にかんする情報が多くなって います。当分の間、歌舞伎座は満席状態が続くのでありましょうが、すこし時間が たってから足を運んでみたいものです。 「昭和七年という時代である。歌舞伎を上演する劇場が、東京…
1月の終わり頃から大橋鎮子さんの著書「『暮しの手帖』とわたし」を話題にして おりました。( http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20130126 )「暮しの手帖」とわたし作者: 大橋鎭子,花森安治出版社/メーカー: 暮しの手帖社発売日: 2010/05/15メディア: 単行本…
「海鳴り」25号には、常連寄稿者である山田稔さんとか、庄野至さんの文章も掲載 されています。 このなかでは、庄野至さんの文章に詩誌「四季」のことが登場し、杉山平一さんの お名前もでてきて、この号らしい趣になっています。 それは庄野至さんが新聞社…
いつもの年よりも、すこし早くに刊行された「海鳴り」25号の発行日は5月1日と なっていました。 昨日に掲げました「海鳴り」25号の表紙をご覧いただきますと、おわかりいただける かと思いますが、この号は、後半の30ページほどが杉山平一さんにさかれていま…
当方の住んでいる地域は雪解けが進み、ほとんど雪は消えてしまいました。 車で走っていても山のほうは別にすれば、ほとんど雪を見かけることがなくなって います。春の花といえば桜でありますが、この地域では開花は例年5月中旬となります ので、まだだいぶ…
デジタル読書といいながら、アップルへの違和感ばかりを記しているようです。 以前でありましたら、文章とか作品を見てもらおうと思いましたら、印刷して配布 する必要があったわけですけど、ネット世界のおかげで、WEBを利用すると文字のうち こみをするだ…
なんとなく最近のアップルの動きにいらついているようであります。 USA国内では、アップルは中国で生産してシェアを拡大しているが、国内の雇用増 にはほとんど寄与していないと批判されています。大国への道まっしぐらの中国への 反発を含めてアップルの動…
古本好きの年配の人は「デジタル読書」に縁なく過ごすことが可能かもしれません。 「クラウドといわれる世界になじみがない方々は、とんでもないことが起きていると いうことが実感として理解しにくい」と昨日に記しましたが、それこそ「おじいさん のランプ…
紙媒体の雑誌が「デジタル読書のイロハ」というのを別冊で特集しています。Mac Fan (マックファン) 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: マイナビ発売日: 2013/03/29メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 最近のマック事情はどうなっているの…
金文京さんが「図書」4月号に掲載の文章は、「東アジアの『西廂記』」というもの です。 中国に「西廂記」という戯曲があるのだそうですが、その作品が、江戸時代の日本で も読まれたということが、向島「長命寺」にある「荷塘道人圭公傳碑」の文でわかると …
金文京さんの本を、大阪の本屋で立ち読みをしていた時、「和歌山にある昔の徳川 ゆかりの別邸かが、今は関西の居酒屋チェーンの所有になっていて、いまは食事処と して利用されている」というくだりを眼にしたと、一昨日に記しました。 その時、手にしたのは…
「図書」4月号に登場する金文京さんの「漢文と東アジア」(岩波新書)は、当方の なじみの薄い世界について、いろいろと教えてくれます。 だいたいが漢字文化圏というのが、どのあたりまでであるかを知りませんでした。 「中国、日本、韓国、ヴェトナム、そ…
「図書」4月号で、次におかれているのは、金文京さんの「東アジアの『西廂記』」 という文章です。 金文京さんという中国文学専攻で、現在は京大人文科学研究所教授であります。 当方は、ごく最近までまったく名前も知らない先生でありましたが、2月に手にし…
「図書」4月号巻頭におかれているのは、岩佐美代子さん(国文学者)の「じわが湧 く」という文章です。1926年生まれとありますので、そろそろ米寿というお方です。 「歌舞伎芝居には『じわじわ』『じわが来る』『じわが湧く』という言葉がある。」 というの…
帰宅したら岩波「図書」4月号が届いておりました。当方のところに本日届くと いうことは、首都圏には数日前に届いているのでしょうね。これで「ちくま」、「波」 「一冊の本」とそろいました。 まずは「図書」から話題をいただきです。 表紙に採用されてい…