2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
これまでもどこかで田邊園子さんの「女の夢 男の夢」から話題にしたことがあった はずと思っていたのですが、これが見つからずでありました。なんのことはなしであり まして田邊さんのことを田辺として、拙ブログのなかを検索していたものです。 今からちょ…
田邊園子さんの本を手にしていましたら、女性の編集者のことを話題にしようと思い ました。女性の編集者といってもいろんな分野の方がいて、たとえば「婦人之友」とか 「暮しの手帖」でありましたら、ほとんど女性が作っておられるでしょう。 ここでは文芸ジ…
昨日に、最近ブックオフで購入した4冊の本を紹介しましたが、久保覚さん、坂本一亀 さんとともに凄腕の編集者でありました。久保さんについては、死後に追悼文集が刊行 されたのですが、坂本一亀さんについてはどうなのでしょう。 田辺園子さんの「坂本一亀…
このところ本を買うスピードが落ちています。読むスピードはさらに落ちています からして、積読まったく解消しません。 本日に「最近買った本」として紹介するのは、一週間ほど前に市内のブックオフで購入 したものであります。 1 ひとでなし 野坂昭如 中公…
どのような時に、このようなお詫び状を挟む込むことになるのか、当方もながらく 勤め人をしていて、不始末をしでかした時の後始末などもやっていたことがあるので すが、奥歯にものがはさまったというか、ほとんど具体的なことが書かれていないの で、なにが…
本日、帰宅しましたら「ちくま」4月号が届いていました。これは楽しみなことと、 封を切ってみました。今月の鈴木則文監督は、なにを書いているのかと目次をみよう としましたら、そのところに「ご購読の皆様」という、紙片がはさみこまれていまし た。 それ…
「ロシェフォールの恋人たち」のことを「もはや誰もが認める傑作」と小西康陽さん はいうのでありますが、これは小西さんの偏愛の作品であるのでしょう。 小西さんは映像が眼に浮かぶような音楽を指向しているのでしょうね。映像に音楽 をつけるというのでは…
ドルレアックとドヌーブ姉妹が主演した「ロシェフォールの恋人たち」を、いつどこで みることになったのだろう。この映画が公開されたのは67年とありましたので、当方は まだいなかの高校生でありました。その時代は日記をつけることもなしですから、いま で…
出版業界で年末進行といえば、正月休みであちこちの仕事が滞ることを見越して二月分 の月刊誌などを11月くらいに同時並行して製作することでありますが、こちらはいまが 年度末進行であります。二ヶ月分の雑誌を編集したりしているわけではありませんが、 年…
小西康陽さんが、どのようなアルバムを推薦しているかというのは興味があること です。 「マーシャル・マクルーハン広告代理店ディスクガイド200枚」(学研刊)は、 本のつくりもたいへんおしゃれで、普通のCDガイド本とは、まったく違います。 この本のあと…
ピーチな旅では、一冊も本を購入することがなかったのでありますので、「最近買った 本」というのは、承前であります。 昨日でしょうか、NHKFMでは午後の時間をつかって、ずっと「渋谷系」音楽を特集 していました。「渋谷系」といえば、その代表格は、…
昨日は足立巻一さんの「学芸の大阪」から「町人学者兼葭堂」の一部を引用して終わり ました。足立さんが紹介するコンパクトなものを見ますと、よく頭に入ってきます。 これに力を得て、中村眞一郎さんのものに手をだしますと、まるで楽しくなかったりする の…
昨日に戻ってきたのでピーチな旅というのは、おしまいにしましょうと思っており ましたが、「仙台が親戚」様に書き込みをいただいたものですから、あとすこしです。 中村眞一郎さんのものは、これまでも読みたいなと思って「頼山陽とその時代」を文庫 で購入…
今回は、ほとんど本屋にいくこともなしでありました。これまで、旅行にでて本を 購入しなかったことはなかったと思いますので、これは異例の旅であります。 大阪には二日間ほど滞在したのですが、天王寺区上本町あたりをうろうろとしていた ことになります。…
今回の旅の散歩エリアは焼き肉やさんと病院が多く所在しているところのようです。 ぶらぶら歩きながら、風景を写したりするのが楽しいのですが、人がうつりこむと ややこしいことになりますので、むやみにカメラをむけることができずでした。 本日歩いている…
ピーチで旅にでました。この三月から就航したエアラインを利用してはじめての旅行 でありますが、いつもとは違って楽しいことでありました。待合室がしょぼいとか、 バスで移動するとか、預けた荷物は路上での受け渡しとかいろいろいわれるようですが、 小さ…
小西康陽さんと片岡義男さんの「僕らのヒットパレード」国書刊行会から、小西さんが 描く北海道つながりのところを拾い読みしています。 「中学一年生の二学期に東京から転校してきたクラスで、最初に隣の席にすわったこの男 は、その若さで既に熱狂的なジャ…
先日、久しぶり(数ヶ月ぶりか)に大型書店へといってきました。最近はネットで 話題となる気になる本も、ほとんど現物を見ることができずという状態が続いており ましたので、リアル本屋で楽しい時間をすごしました。 最近は本を読むことができなくなってい…
いまさらでありますが、前にも記しましたが「ちくま」編集長のセンスには驚きまし た。なんといっても「フランス文学者の誕生 鈴木家の人々」という鈴木道彦さんの 連載の後ページに鈴木則文監督「東映ゲリラ戦記」連載が配されているのですから (これは24…
東映ポルノ路線の楽しみは、B級に徹したなんでもありの楽しさですね。 特には、昨日の鈴木則文監督の文章にあったように「ナンセンス、ハレンチな アイディアにも、どこか人間喜劇的ユーモアが」あったところでしょう。 ポルノ映画というのは、おとぎ話のよ…
「ちくま」に連載の鈴木則文監督「東映ゲリラ戦記」を話題としています。 東映のポルノ路線が、どうして生まれたかにというのは、これまで見てきたところです が、これに社内の映画人たちのしのぎのけずりあいがあったようです。なんとなく、会社 の覇権争い…
鈴木則文監督のゲリラ路線というのは、はやい話なんでもありということでありまし た。 鈴木作品の見所には、ほとんど筋に関係ないところで、役者さんでないひとが顔をだし たりすることでありました。 これについて、鈴木監督のいうところでは、次のように…
「ちくま」誌上で鈴木則文監督の「東映ゲリラ戦記」という連載が、すでに6回となっ ています。 「ゲリラ」ということばは、次のくだりで登場します。 「B面(B級プログラムピクチャーともいった)映画監督の面白さを自由に展開できる <ゲリラ製作>が手…
鈴木則文監督作品を見たのは、どこであったのかと40年ほど前の手帳を見ています。 一番可能性があるのは、京一会館でありますが、どういうわけか、京一会館へと いったという記述はあるのですが、東映ゲリラ作品を見たというのが特定できない のであります。…
鈴木則文監督といえば、「トラック野郎」が一番有名でありますが、これはほとん ど見ておりません。 鈴木則文監督作品をどこでみたのかと思って、40年も前の手帳を開いているのです が、京一会館にいったという記載はあるのですが、鈴木監督の作品を見たとは…
70年代の東映といいますと、なんといっても高倉健とか藤純子のシリーズから 「仁義なき戦い」につながるものなのでしょう。子どもの頃から親しんだ東映の 時代劇映画が、下火になった時期でもあります。当方が一番映画を見たのは学生 時代の京都でありまして…
「東映ゲリラ戦記」というのは、「ちくま」に連載されている鈴木則文さんのタイ トルとなります。かって「ちくま」には石堂淑朗の回顧話が連載されて、喜ばせたの でありますが、レア度でいけば、鈴木則文監督の話のほうがずっと上でしょう。 以前にも記しま…
角館の人 平福百穂画伯の業績をたどると秋田の知の共同体のようなものにいきつき ます。 近代の秋田を代表する人というのは、どうやら狩野亨吉さんではないかと思われてきま した。秋田に限らず、日本を代表するといってもいいのかもしれません。 その「狩野…
思いがけずに、「狩野亨吉」さんが登場することになりです。 金原省吾さんとか、国府犀東さんという名前は、今回の今橋理子さんの解説で初めて 目にしたのでありますが、狩野亨吉さんについては、最近に次のところで話題にして おりました。 http://d.hatena…
昨日に記しました「息子さんの『年譜草案』には、なぜ『日本洋画の曙光』がさらり としか取り上げられていないのであるかという謎」は、当方がそう思ったことでありま して、文庫の解説を担当している「今橋理子」さんが謎といっているわけではありませ ん。…