「図書」9月号

 本日、外出から戻りましたら岩波「図書」9月号が届いていました。そういえば、
前金が切れそうになったので、5年分の送金をしたのでありました。昔は年間購読料が
百円だったなと、送金するたびに思いだします。
 当方が購読しているのは、「ちくま」「波」「一冊の本」と「図書」でありますが、
最近は「図書」以外には、ここでとりあげる話題が見当たらなくなっています。
「ちくま」は単行本とすることを前提とした連載が中心になっていて、これはあまり
得手ではありません。連載では、最近まで続いていた映画監督 鈴木則文さんのもの
とか、石堂淑朗さんのものなど楽しみにして読んだのですが、佐野真一さんのものが
終わり、なだいなださんが亡くなってと、ただいま改装中というところでしょうか。
 「図書」は表紙からしてうれしいことでありまして、今月は「タタール人の砂漠」
のイタリア モンダドーリ書店 72年刊の文庫本表紙であります。
「図書」の表紙は、ここのところ宮下志朗さんが担当されているのですが、この宮下
さんは、ブーツアッティの大ファンであるとのことです。
今月号の表紙解説では、「図書」2009年4月号でもブーツアッティ「六十の物語」の
表紙を紹介したとありました。そういえば、この時に話題にしたことがあったっけ
です。 http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20090331
 そのちょっと前にも宮下さんがブーツアッティについて書いているのを話題にした
ことがありました。 http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20090208
 それにしても、それから4年ですが、まさか岩波文庫に二冊もはいるとは思っても
みませんでしたね。