「図書」4月号で、次におかれているのは、金文京さんの「東アジアの『西廂記』」
という文章です。
金文京さんという中国文学専攻で、現在は京大人文科学研究所教授であります。
当方は、ごく最近までまったく名前も知らない先生でありましたが、2月に手にした
「みすず読書アンケート」で、この方のことを知るにいたりました。この方を紹介
してくれたのは、武藤康史さんであります。
先月にもすこしふれているのですが、武藤さんは「みすずアンケート」で次の
ようにいっています。
「金文京『水戸黄門『漫遊』考』講談社学術文庫 8月刊」も快読。これは単行本で
は、変名を使っていた著者が仮面を脱いでの文庫化」
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立ち見しましたが、和歌山にある昔の徳川ゆかりの別邸かが、今は関西の居酒屋
チェーンの所有になっていて、いまは食事処として利用されているとあったよう
です。ちょうど京都の旧山県有朋別邸跡にある食事処にいきましたら、このチェーン
のいわれある建物のお店をスタンプラリーしましたら、プレゼントがもらえますと
あって、これが「水戸黄門『漫遊』考」にあった店かと思いました。
実は、武藤さんは昨年の「読書アンケート」にも金文京さんの本をあげていました。
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武藤さんは、この本についてのコメントをこのように書いていました。
「水戸黄門」も気になりましたが、金文京さんの一冊目としては、岩波新書のほう
が入手が容易なせいもありまして、こちらをまず購入して読んでみることとしました。