春の便り

 当方の住んでいる地域は雪解けが進み、ほとんど雪は消えてしまいました。
 車で走っていても山のほうは別にすれば、ほとんど雪を見かけることがなくなって
います。春の花といえば桜でありますが、この地域では開花は例年5月中旬となります
ので、まだだいぶ先のことになります。
 屋外で一番先に花をつけるのは、福寿草でありまして、まだ雪が残っているうちに
地表に頭をだしてきて、この時期が見頃となります。福寿草といえば、お正月の鉢植え
で親しんでいるかもしれませんが、自然のなかの福寿草は、次の写真のように立派で
あります。

 本日自宅に届いた便りは、どちらもアナログの極致のような出版物であります。
まずは、次のものから。

 茨木市立中央図書館に併設されている富士正晴記念館の「整理報告書19集」となりま
す。「東京漫遊記」ほか全六編が収録されていますが、「東京漫遊記」のみは、改稿・
改題されて単行本に収録となっていますが、他の作品は、すべて未収録のものだそう
です。
 これの解説を、富士正晴さんが上京したときに東京案内をした小沢信男さんが書いて
います。これはうれしい。
 もうひとつうれしい便りは、編集工房ノア「海鳴り」25号です。数日前に京都三月
書房のページに「海鳴り」が届いたとあり、例年よりずいぶんと早いなと思ったので
すが、順調ならあと数日で手にすることができるなと思っておりましたら、本日到着
です。

 どちらも関西発のものでありまして、春は関西からであります。