旧正月とおらんだ正月4

 旧暦とは直接関係はないのでありますが、小生の子供の頃には満年齢では
なくて、数え年というのが、まだ普通に通用していました。数えとしという
のは、年があらたまったら年齢を一つ加えるものでありまして、お誕生日の
前に年をとるのでありました。
 「門松は冥途の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」というのは、
数え年を背景にしておりまして、正月となって年を加えるのはめでたいかと
いうような話であります。
還暦とか喜寿とかいうのも、年があらたまったら、そうなのでありまして、
今のように満年齢でなければ、お祝いしないというのは、ちょっと違和感が
ありです。
 旧正月の本日に送っていただいた「やまからお宝」が手元に届きました。
本の置き場所に困っているといいながら、本を買い続けているうちにとんでも
ないことになっている人たちのお話でありますが、段ボール箱につめて
押し入れというのは、まだよしでありまして、押し入れにも入るところが
なくなって、居間に本をいれた段ボールがおかれるとなると、離縁されても
しょうがないかもしれません。
 この「山からお宝」の執筆者紹介にある生年を拝見しますと、小生よりも
年上の人が見当たらずでありまして、自分の年齢を実感するのでありました。