読書週間 2

 毎日新聞 10月26日 「あすから読書週間」という特集のトップにおかれた
堀江敏幸さんへのインタビュー記事には、「芋づる式読書」のすすめがありました。

「網をかけて大量にとったものから選ぶのではなく、線をひくというか、一冊読んだら、
自分なりのつながりで次の本へという読書です。読んで面白ければ同じ作家のものを
また買う。あるいは同じタイプの本、同じ出版社のものを買う。・・・
 全く初めて読む作家の本でも、周辺の人の作品をすでに知っている場合は鼻が動き
ます。今は単純な一本の線ではなくて、あみだくじのようにいくつかの別れ道がある。
今回は、こちらへ行ってみようという感じで選んでいる。・・
 自分が抵抗を感じる物にも時々接してほしい。」

 上記のアドバイスは、読書初心者むけでありますが、「自分が抵抗を感じるものにも
時々接してほしい。」というところのほかは、常日頃実践していることでありまして、
なにをいまさらであるのかもしれません。
 堀江さんの「自分が抵抗を感じるもの」との接し方を、是非ともおしえてもらい
たいものです。
 書評でとりあげるときは、どちらかというと好みのものをとりあげるように思うの
ですが、「自分が抵抗を感じるもの」をとりあげて、これは会心の出来なんてものが
ありましたら、読んでみたいものです。