このブログで湯川書房について記したのは、季刊「湯川」の紹介
記事でありました。
その時に、当方の手元には6冊しかなくて、「日本の古本屋」には
全7冊とあって、はてなと書いたのであります。
その後、vol7の目次を書き込みいただいたりして、本当に7冊目が
あるということを実感したのであります。
小生が強く見てみたいと思っていたのが、天に通じたか、某氏からよろしければ、
贈呈しますよとありがたいお申し出をいただき、全7冊を揃えることができました。
いただきましたvol7は、パラピン紙でていねいにおおわれていて、極美本であります。
小生の所蔵するものは、あちこちそばかすのようにしみがついているのですが、
せっかく全冊がそろったのでありますから、これを機に、表紙写真を掲げて、
目次を書き写していくことにいたしましょう。
季刊「湯川」 1977 vol.1
表紙画 平野遼 「走って来る人」
2月刊行予定の 小川国夫 「花深き」の挿絵より
加藤周一 単純な経験と複雑な経験
壽岳文章 その頃の東京と大阪
宇佐見英治 泉窗書屋閑話
小川国夫 曲玉
肥田 皓 露伴の佚文
生田耕作訳 愛書家地獄 (シャルル・アスリノー 作 )