雑誌の特大号 2

 このブログの更新に使用しているちょっと古いMacBookproの充電器が異常な発熱で
これは火を噴くのではないかと思われるので、本日はバッテリー残り60%を切った
ところから作業のスタートです。とりあえず、ネットで安い充電器を確保しましたの
で、数日で現状は解消するはずですが、それまでは更新も早々に切り上げることと
いたします。(もっと古いiBookでも、それこそWindowsでも更新は可能なのでありま
すが、手抜きのためのいいわけであります。)
 ということで、昨日に表紙をかかげた小説新潮臨時増刊の「昭和名作短編小説」に
掲載作品のタイトルを掲げてお茶を濁すことにします。これらの作品が、いま流通す
る文庫で読むことができないかどうかは調べておりませんです。

 草のいのちを       1946年発表 高見順
 たばこ娘         1947年発表 源氏鶏太
 夜の仕度         1947年発表 三島由紀夫
 牛乳と馬         1949年発表 豊島与志雄
 鬼火           1951年発表 吉屋信子
 母            1951年発表 大岡昇平
 落穂拾い         1952年発表 小山清
 晩春の旅         1952年発表 井伏鱒二
 鶴            1952年発表 長谷川四郎
 文学祭          1953年発表 伊藤整
 生涯の垣根        1953年発表 室生犀星
 湖畔の人         1954年発表 松本清張
 黄土の人         1954年発表 田村泰次郎
 颱風見舞         1955年発表 井上靖
 光る道          1956年発表 壇一雄
 空白の青春        1956年発表 有馬頼義
 赤猪子物語        1957年発表 有吉佐和子
 夫のしない        1958年発表 川端康成
 贅沢貧乏         1960年発表 森茉莉
 チチンデラヤパナ     1960年発表 安部公房
 殿様と口紅        1962年発表 藤原審爾
 他人の夏         1963年発表 山川方夫
 樹のあわれ        1965年発表 円地文子
 土佐兵の勇敢な話     1965年発表 中山義秀
 待伏せ          1967年発表 石原慎太郎
 幸福           1970年発表 宇野千代
 明治四十二年夏      1971年発表 阿部昭
 この世に招かれてきた客  1972年発表 耕治人
 蜜蜂が降る        1975年発表 尾崎一雄
 葛飾           1980年発表 吉行淳之介

 なじみのある作家、ほとんどなじみない人のものもですが、いずれも短編で、
作家入門としてはとてもありがたいものです。この各作品には挿絵が一枚入って
いるのですが、これがまた秀逸。小山清さんの「落穂拾い」についているのは、
滝田ゆうさん描く「緑陰書房」の店頭風景。滝田ゆうさんは、小山清さんの世界
にぴったりであります。