元の場所へ

 このところ加藤九祚さんの「天の蛇」を話題としていましたので、それに関係する
本をだしてきて、机のまわりにおいておりました。このようにしていますと、すぐに
そこに本の山ができることで、あるていどめどがつきましたら、そこにつまれている
本は元あった場所に戻していかなくてはいけませんです。
 「天の蛇」は、ニコライ・ネフスキーの「月と不死」とセットで、比較的すぐに
とりだせる場所におかれていましたので、今度はこれに「完本 天の蛇」も合わせて
おくことにいたしましょう。
 今回、「天の蛇」にかかわるものとしてひっぱりだしてきたのは、石田英一郎さん
の「桃太郎の母」、その石田さんについて書いた山口昌男さんの本、それから加藤
さんがシベリア収容所で一緒だったことがあると知った高杉一郎さんの本と、大阪
外大教授であった高杉さんの娘さんが編集した高杉一郎さんの追悼集などです。
 これを元の場所におさめましたら、次に手にするのは、どのようなことがきっかけ
となってでしょう。

新訂版 桃太郎の母 (講談社学術文庫)

新訂版 桃太郎の母 (講談社学術文庫)

征きて還りし兵の記憶 (岩波現代文庫)

征きて還りし兵の記憶 (岩波現代文庫)

 あと図書館から借りている本も返すようにしなくてはいけません。何日か過ぎて
しまっていますが、「文字を作る仕事」はとても面白く読むことができました。
特には、情報の少ない編集者「萬玉邦夫」さんについてのくだりです。萬玉さんに
ついては、坪内祐三さんとの関わりにも注目しています。
 これのためには、平野甲賀さんの本などをひっぱりだしてましたので、これも元の
場所に戻さなくてはいけません。
文字を作る仕事

文字を作る仕事

きょうかたる きのうのこと

きょうかたる きのうのこと