ペコロス母に

 本日のニュースを見ていましたら、キネマ旬報の昨年邦画ベストがでていまして、
これの1番に選出されたのは「ペコロス母に会いに行く」ということです。
 最近は本当に映画を見にいくことができずで、昨年は一年を通じて1本くらいし
か映画館に足を運べていないはずです。小沢信男さんがおすすめの「風立ちぬ」も
いまだに見ることができていません。映画館での上映が終わりますと、ますます
見るのは難しくなってしまいます。そうなるとDVDなどになるのですが、自宅で見る
のと映画館でみるのとでは集中の度合いが違います。
 「ペコロス母に会いにいく」は、森崎東監督久しぶりの新作でありまして、
森崎監督のファンとしては見逃せないものですが、上映しているのは限られた
ミニシアターでそれも上映回数がすくないために、えいやっといかなくてはなか
なか見ることができません。昨年12月に上映されていたときには、結局シアターに
足を運びことができず残念な思いをしていました。
 見逃したところに、NHKで森崎監督を取り上げたドキュメンタリー番組があって、
作品を見なかったことが本当に悔やまれたことです。
 そう思ったところに飛び込んできたのは、「ペコロス」のアンコール上映がある
という知らせでありました。これはなんとしてもいかなくてはと、足を運んだのが
先週の日曜日でした。
 この映画を見られて良かったな、いい映画で皆さんにおすすめであるなと思って
いたところに、今回のベスト1の話であります。
 これを機にもっと多くの人に見てもらえるようになればよろしですね。
 89歳での主演ということになった主人公役の赤木春恵さん、その息子役の岩松了
さんとともに印象に残りますが、ふだんはあまり姿をみせない役者さんたちが、
脇をかためていて、特に当方がファンである佐々木すみ江さんが出演していたの
がうれしかったことです。
 そういえば、以前にも森崎東監督について話題にしたことがありました。
 http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20110501
 http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20110502