北の無人駅から 3

「北の無人駅から」を話題にしています。
 北海道に限らないことですが地方の自治体で、その町をエリアを鉄道が通っていない
というのは珍しいことではありません。地方での場合は、鉄道といえば旧国鉄のことと
なります。
 当方の住む街に隣接しては5つか6つの町がありますが、これらのすべての町に旧国鉄
の線路が敷設されていますが、ひとつの町だけは町のはずれをかすめるように線路が
通っていて、小さな無人駅(かってはここでも駅員はいたはず)はあるものの、その周囲
に住宅はなく、一日に数本とまる列車を利用する人を見ることもまれでありました。
 この町の人にとっては、町の中心部に駅がないことをたいへん淋しく思っていたので
しょう。この町の市街地へといって、町の人と話をしていましたら、「駅」へ荷物をとり
にいくというようなことがでてきました。駅といえば、町外れにあるものと思いこんで
いる当方は、??と思ったのですが、彼らの話にでてくる「駅」というのは、バス会社の
ターミナルのことでありました。
 かっての国鉄バスでは自動車駅といっていたとありますし、いまでも「駅伝」という
言葉に残っているように「駅」と聞いて鉄道しか思い浮かべないというのは、最近の特
に強くなっているかもしれません。
 いまほど「駅」と検索してみて、上のほうにあがってきたのは、竹内まりあさんの曲と
映画でありました。「北の無人駅から」の著者 渡辺さんは、この映画を話題にしていま
した。( 竹内まりあさんの「駅」は、都会の大きな駅が舞台でありますでしょうから、
これは無人駅にはなじまない。)
「さまざまな出会いと別れが交錯する『駅』という場を、これほどみごとに描いた作品も
ないだろう。・・・・・
 公開当時、私は中学2年だったが、ものすごいインパクトだった。その後、私が北海道
の大学を受験し、そのまま住みつくことになってしまった要因の一つかもしれないと思う。」
 ここに引用したところに続いて、この年に放送されたドラマのことが記されています。