みすず読書アンケート 4

 みすずアンケートに回答している方で気になるのは、なんといっても長老であり
ます鶴見俊輔さんのものです。(お元気で回答が寄せられて良かったことです。)
 鶴見さんは、次の5冊をあげています。
1 秋原勝二 「夜の話」 編集グループSURE 2012年
  かって満州で日本語の文章を書いて発表した体験を、戦後、自分の中でどう継承
していくか。この課題について、一つのみちすじを作っている本。
著者は今年(2013年)で百歳。戦後復刊された当時の同人誌『作文』を現在も発行し
続けている。
2 松田哲夫編「うその楽しみ」あすなろ書房 2012年
3 竹内真澄『物語としての社会科学 世界史横断と歴史的横断」 桜井書店 2012年
4 野添憲治『紙碑を刻んできた』 秋田魁新報社 2012年
5 山秋真 『原発をつくらせない人々 祝島から未来へ』 岩波新書 2012年

 ここにあげられているものでは、3についてがまったくどのような人かわかっており
ませんが、それも含めて鶴見俊輔さんらしいものです。