最近購入した本

 いまほどまでフジテレビ系列で放送されている「僕らの音楽」を見ていました。
最近は見るに値する音楽番組がすくなくなっているなかで、毎回趣向をこらした聴か
せる音楽を提供してくれます。フジテレビの基本的な体質には首をかしげることも
多いのですが、この音楽番組などは「健全な保守路線」を思わせます。
楽曲が売れなくなっていて、CDセールスも低迷しているのですが、レコード大賞という
イベントの頂点にくるのが、あのチームであるというのは、すくなくとも評価の基準が
音楽性ではありませんね。
 こうしたことは、本の世界にも通じるものがあるようです。フジサンケイグループ
扶桑社が「en-taxi」を刊行、朝日とか毎日が週刊誌で大学合格者の高校別の合格者数を
この時期売りにしているのとにているのかもしれません。数字がとれなきゃきれいごと
をいってもしょうがないと聞こえてきそうであります。(それにしても扶桑社は、
新しい歴史教科書の版元でありますからね。できればかかわりたくないか。)
 それはさて最近購入した本であります。
 旅行先で買ったのは、次のものです。

震災と言葉 (岩波ブックレット)

震災と言葉 (岩波ブックレット)

 岩波の本は、ふだん立ち寄る書店には入りません。ブックレットというのは、なお
さらでありまして、なかなか置いているところがないように思います。今回はジュンク
堂堂島店で、ブックレットを探したのですが、目指すものは在庫がなくて、これを購入
でありました。ブックレットを購入のため数軒の書店をめぐるというのは骨のおれる
ことでありまして、探しているものは、次の機会にです。
 佐伯一麦さんは、仙台市にお住まいで震災を経験していますが、震災後に放送された
日曜美術館」で「県立美術館」を紹介していたのを見ました。最近は、震災の経験を
小説にして発表されていますが、当方にとって気になる小説家の一人です。
ONTOMO MOOK [完全カラー保存版] 吉田秀和―音楽を心の友と

ONTOMO MOOK [完全カラー保存版] 吉田秀和―音楽を心の友と

 このムックの帯には、「生涯と仕事を回顧する永久保存版」とあります。
全著作紹介、年譜一覧がありまして、これは資料価値も高いものです。ファン必携の
もの。