先日、久しぶり(数ヶ月ぶりか)に大型書店へといってきました。最近はネットで
話題となる気になる本も、ほとんど現物を見ることができずという状態が続いており
ましたので、リアル本屋で楽しい時間をすごしました。
最近は本を読むことができなくなっていることもあって、内容が難しいと購入が
ためらわれるようになりました。(懐具合と置き場所の問題もありですが、やっと
すこしまともな家庭人になったということでしょうか。)
読んで面白く、その後にすこし余韻が残るか、参考になるものがよろしいのであり
ますが、この時に購入したのは、そのような一冊でありました。
- 作者: 片岡義男,小西康陽
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2012/02/13
- メディア: 単行本
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ますが、文章のほうは「これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996」を読んだ
のがはじめで、すっかりひいきになりました。
http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20071104
たぶんに、小西さんの札幌時代の話を読むのを楽しみにしているところもあるの
です。今回のものでいうと、次のようなところ。
「東京から札幌に戻ったぼくにとって、本のデパート『大盛堂書店』に代わる本屋は
この『リーブルなにわ』だった。・・この大通り西四丁目の地下鉄駅すぐ隣にあった
あの本屋こそ、ぼくにとって札幌の文化の拠点だったことに今頃気付いた。まったく
の余談になってしまった。」
なにわ書店というと、札幌の老舗本屋でありました。かっての本店は姿を消して、
いまではこのリーブルなにわがしぶとくやっていますが、昔のかがやきはあるでしょう
かな。この店は、どちらかというとセレクトショップのような趣のところで、店は
小さいがほしいものがあるというところだったのだよな。