「ちくま」4月号の折り込み

 本日、帰宅しましたら「ちくま」4月号が届いていました。これは楽しみなことと、
封を切ってみました。今月の鈴木則文監督は、なにを書いているのかと目次をみよう
としましたら、そのところに「ご購読の皆様」という、紙片がはさみこまれていまし
た。
 それには、次のようにあります。
「 平素は、小誌『ちくま』をご購読いただきありがとうございます。
先回お送りいたしました小誌3月号につきまして、自社広告ページに情報の誤りが
みつかり、出来上がりが予定より一週間ほど遅れ、お届け日が通常月より遅れました。
皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
以後、このようなことのないよう問題点をあらため、充分な対策を講じてまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。 2012年3月 筑摩書房 」
 そうか、先月号は手元に届いたのが、いつもよりも一週間ほど遅れたのかと、今
さらのように思い知ったのであります。
その昔の出版社は、仕事の片手間にPR誌を編集するというのが一般的でありましたの
で、不定期とはいえないものの、そんなにきちきちとできあがらなかったように思う
のですが、どうでしょう。それにこの手の雑誌は、かっては郵便で送られてきたので
すが、配達事情がよろしくないと、それでもけっこう遅れましたです。
 当方は、いろんな事情がいまほど良くない時代を生きてきましたので、このような
お詫び文が挟み込まれていることに強い違和感を感じるのでした。
 このお詫び文から、どのようなことを読み取るかですが、なんだかとっても、生き
にくい時代になったような気持ちになってしまうことです。
すくなくとも、当方はまったく詫びてもらう必要はなしであります。