明日はお休みということもあって、夜にトレーニングに行くことになりです。
先週末は工事のために施設はお休みでありましたので、5日ぶりくらいで運動
で汗を流しました。代謝がよくなりまして、明日の朝はスッキリでありましょう。
当方はふだんは朝の情報番組というのは見ることはないのですが、明日の朝は
「スッキリ」の録画よろしくねと家人から言われておりまして、これまた昨日に
引き続きで宮本浩次さんが出演するとの告知がありまして、それにあわせてで
あります。今月末のCD発売まで楽しみは続くことであります。
テレビ話題でいきますと、BSーTBSに「町中華でやろうぜ」という番組があり
まして、これに出演している玉ちゃんこと玉袋筋太郎さんは、いつも酔っ払って
いるのではないかと思われる人ですが、どういうわけか、作家西村賢太さんの古く
からの飲み仲間でありまして、絶交を重ねながらも、信頼しあう関係であったよう
です。
西村さんが亡くなったあとに刊行された文庫本に解説を寄せていて、それを
見ますと、西村さんの作品世界を良く理解されているのに驚くのですね。
そういえば、現在図書館から借りている西村さんの「東京者がたり」では、巻末に
西村さんと玉袋さんの対談がありまして、江戸川区育ちの西村さんと新宿育ちの
玉袋さんという二人の東京者が、東京へと上ってくる田舎者を嗤うという内容で
あります。
この中から玉袋さんの語っているところを抜きだしてみます。西村さんが
江戸っ子江戸っ子というのは野暮だしというのを受けての発言です。
「そういう抑制のかけ方が、気持ちいいんだよな。記憶の中の町を書いているけど、
それが懐古趣味でなくてね。へんに美化もされていないから、郷愁じゃないんだよ。
ただ『そこで生きてきた』ってことだから、ちゃんと現在と地続きになっているん
だよ。そういうことをさ、西村賢太の筆致で書かれると、こっちはもう堪んないん
だよな。粋ぶったりもしない。そういうものに対しての警戒心というか、東京者独
特の『照れ』があるんだろうな。」
江戸っ子ではなくて「東京者」からすると、ご一新以来大挙して上京してきた
新政府の田舎者たちに対する嫌悪があって、そのことが山の手嫌いにもつながって
いるのであるようです。
そういえば、宮本浩次さんも育ちは北区赤羽で、永井荷風とか江戸情緒が好み
で、東京者でありました。