キャンペーンやってるよ

 ふだんあまりTVに出ることのない歌い手さんなどを、TVでよく見かけるように

なるのはほぼ宣伝でありまして、このところは新しく売り出すCDセールスのため

が多いようです。

 CD販売全盛期にはダブルミリオンなんて言葉がありまして200万枚の売り上げ

を記録したものが、年に何枚もでたことがあったようです。2000年頃の話です

ので、当時のミュージシャンはCDセールスで長者番付に名前を連ねることができた

わけです。

 それがいまでは音楽提供の仕方がかわったせいもあってCDセールスは脇においや

られているようであります。とはいっても、配信という手法をとらないミュージ

シャンもいまして、そういう人たちにはCD販売とライブというのが音楽セールスの

ほぼすべてとなりますので、新しいアルバムが出るときには集中してメディアに

露出するのでありますね。

 最近でいえば、松任谷由実さん、原由子さんがそうでありまして、本日からは

宮本浩次さんがそれに加わることにです。

今月23日に新しいカバーアルバムをだして、そのあとにそれを軸にしたライブを

開催することを発表にした宮本浩次さんが、本日夜のNHKうた番組を皮切りに、

これからいくつかの番組にでると思われます。

 宮本ファンの家人に言われて、当方は録画のためのリモコンを手に番組を見る

ことになりです。番組がはじまると、いきなりの登場であわてて録画ボタンをおす

ことになりました。あぶないあぶない、油断はできないことです。

このあとはたぶん登場しないはずですので、リモコンは机においてもよろしいで

しょう。

 キャンペーンやっているよというのは、なにも歌い手さんばかりではなくて、

出版社もそうであります。本日に届きました岩波「図書」11月号の編集後記

「こぼればなし」は、そのほとんどを使って自社刊行の小説を原作とする映画

が12月2日から全国公開と告知であります。

 たぶん、岩波書店のベストセラーといえば、昔は新書などにありましたが、

小説でのベストセラーなんてほとんどないことで、それも含めて、この小説は

岩波らしからぬものでありました。直木賞まで受けたのですが、その仕掛け人

は現在の社長さんでありまして、この「こぼればなし」は社長への忖度では

ありませんですよね。


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