新刊 新宿書房往来記

 このところ毎年のように大物が亡くなるものですから、この時期になりますと、

そうした人たちを追悼する番組が放送されたりであります。

 ちょうどこの時間は、一昨年に亡くなった服部克久さんの追悼コンサートの

模様を放送する番組を見ておりました。本当に追悼番組の材料には事欠かない

ことであります。

 そんなことを思っておりましたら、拙ブログのコメント欄(12月13日)に

qfwfq様から、以下のように書き込みをいただきました。

「本日、都心の書店を覗いたら(神保町の東京堂書店ですが)、こんな本が出て

いました。新宿書房社主・村山恒夫著『新宿書房往来記』(港の人)。

「通り過ぎていった小沢信男さん」とか「田村義也と、巡る人びと」とか「文芸

同人誌「VIKING」と宇江敏勝さん」などなど、大兄が関心をお持ちの人々の人物記

が満載。めったな書店には並びそうもない本なので御注進に及びました。

いずれどこかの新聞で紹介文ぐらいは出るかもしれませんが。」

 この情報はうれしいこと。ほとんどクリスマスプレゼントをいただいたような

うれしさであります。なかなか「港の人」の刊行物は広告も目にしないことから、

でていても気づきませんものね。

 当方のようなものにも気をかけていただいて、本当にqfwf様にはお世話になる

ことです。

 新宿書房といいますと、田村義也さんの装丁本をだしているところで、その

関係で田村義也さんの追悼本もだしているのでした。

vzf12576.hatenablog.com  田村義也さん追悼の私家本の版元が新宿書房でありましたので、その時に

直接に連絡を差し上げて、社主の村山さんと何度か連絡メールを交換させて

いただいたことがあります。

 当方が北海道に住んでいるということを伝えたせいもありまして、村山さん

も母方の親戚が当方のところから比較的近くのところにあると教えてくださっ

て、その話で、すこし盛り上がったことを思いだしました。

 村山さんは新宿書房のページに「三栄町路地裏だより」というエッセイが掲

載されていまして、それを楽しみに読んでいたことがありました。今回の本は

それをまとめたもとではないようですね。

vzf12576.hatenablog.com  ということで、早速教えていただいた本の確保をすることにいたします。