本日はクリスマスイブでありますが、食事はいつもと同じで和風であります。
ここの港にあがったサバを煮付けたものと、煮物、そして汁物というもので、
なかなかヘルシーなことです。
本日から作り置きしてあったシュトレンを切り分けていただくことになりで
す。おすそ分けした友人によりますと、東京(と軽井沢)にある某店で購入し
たシュトレンよりも、断然美味しいとの返しがありまして、気分を良くすること
にですが、まあ来年も期待ということと受け止めることにです。
平成の時代には、23日は祝日でありましたので、その日にケーキを作って
いたのですが、今年はお餅を作っていたこともあって、ケーキ作りはできずで
ありました。
そんなわけで、クリスマスイブはケーキはなしでありまして、ケーキを作って
すごすことにです。
今年は、いろんなものが高くなっていて、販売されているクリスマスケーキも
前年よりも高いので、家庭で作られる方が増えたとかききましたが、我が家は
今年は趣向をかえて、先日のNHK「きょうの料理」で放送されていたチョコ
といちごのケーキを作ってみることにです。
当方は、卵と生クリームの泡立て、それにチョコレートの湯煎を担当であり
ます。うまくできるといいなであります。
たぶん、美味しいはずです。(材料がよろしいですからね。たまごはひら飼い
の有精卵、生クリームは脂肪4.7%のまぜものなしで、小麦粉はこの地域で
収穫のもの)
そこそこコストはかかっているのですが、それでも買ったものよりは安価で
できたでありましょう。
ということで、本日のここまでのところ本は読むことができていなくて、昨日
からの話題を引き継いでお茶を濁すことにです。
昨日のE・M・フォースターは「戦争と平和」が一番で、次はプルーストと
書いていたのですが、それから80年も経過しますと、この小説についての
評価は変わることにです。
今月に河出文庫となった諏訪哲史さんの「偏愛蔵書室」には「失われた
時を求めて」が取り上げられていて、それへのコメントは、次のようにです。
「世界文学史上最高の小説である。誰がどんなに頭から湯気を出して反論
しようが、この事実だけは動かしえない。・・・僕は本作を二種類の翻訳で
生涯に二度読むことを奨める。まず明快な鈴木道彦訳、後に豪奢で華麗な
井上究一郎訳を堪能し、震撼せられたい。」
一度読むだけでも大変であるのに、二度、しかも二種類でということです
から、これはほんとたいへん。いまは、吉川一義訳もでているので、これの
取り扱いはどうなるのでありましょう。
当方ももう一度読んでみたいと思っていますが、それは実現するでしょう
かね。