B級のたたずまい

 映画監督の森崎東さんがなくなったとありました。1927年生まれだそう

ですので、年齢には不足なしですが、やはり残念なことです。

 当方は学生のころに森崎さんの映画を楽しみました。「男はつらいよ

なんて、当方は森崎さんの回が好きなのですが、たしかあれ一回で、やはり

あのシリーズは山田洋次さんのものでありますからね。

 それじゃ森崎さんといえば、当方のなかでは前にも記しているのですが、

新宿芸能社シリーズなのですね。1970年前後に何作か作られたもので、森繁

中村メイコ緑魔子さんなどが一作ごとにからんでくる喜劇の傑作。

当方にとっての森崎さんといえば、これで喜劇人 森繁の最後のほうの作品

のはずです。

 そして、ほとんど最後の作品となったのが「ペコロス」でありました。

森崎さんは当方には喜劇で始まり、シリアスな喜劇で終わった監督さんであ

ります。

 この作品は、当方の住む町にあるミニシアターが上映してくれて映画館で

見ることができました。赤木春恵さんのはじめての主演作として話題になり

ましたが、息子役の岩松了さんもよかったことです。

 亡くなったのを期に、古い森崎作品の上映があってもよろしいのにです。

vzf12576.hatenablog.com

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