夏の青春18キップの旅は、北海道の鉄路で未踏であった二路線を乗ることに
なりです。
全盛期とくらべると路線は少なくなているのですが、まずは廃線で盛り上がる
前に乗ってしまわなくてはです。
先日は函館本線の森から大沼までの海に沿った路線をつぶし、本日は富良野から
自宅を5時台にでまして、6時すぎの岩見沢に向かう始発に乗車です。二両編成
の気動車は、スタート時はガラガラでありまして、これはたいへんと思っていまし
たら、終点に近くになるにしたがって、通学の高校生が乗ってきて、すこしほっと
することにです。
この路線は、北海道でも早くに開通した鉄路で、それは空知の炭田から港町まで
石炭を運ぶためでありました。今は炭鉱はまったくなくなり、それにあわせて沿線
の人口も減って、いまは鉄路の存続も危うくなっています。
乗り替えは電車ですが、こちらは冷房がきいているというだけで快適でありまし
た。空いていて涼しいせいもありまして、持参した本を読むにもってこいでした。
滝川から根室線をつかって富良野に入るのですが、さすが富良野への気動車は
混んでいました。本日の富良野で確認した温度計は33度とありました。これは
うろうろとすることなしで、駅でじっとしていたほうがよろしです。
今回はひどく暑いですし、富良野線を乗るだけが目的でありますので、観光は
なしでありまして、富良野から旭川に向かう気動車にのることにです。
今回のなかでは、この気動車が一番込み合っていたかもですから、やはり観光地
からの汽車であります。
旭川に降り立ったら、ひどく暑くて、これは危険な暑さであるなと、駅のすぐ
近くにある本屋で文庫本を一冊確保して、あとは駅ですこしでも涼しいところで
休んでいることにです。
旭川からは帰るだけでありまして、ここからは気動車を避けて電車を利用する
ことにです。これが涼しくて、ほんと快適でありました。乗り換え三回で、出発
した駅に戻ったのは、12時間後でありました。
持参した本もなんとか最後までたどりついてめでたしでした。