年に一度の読売新聞

 本日は近所のコンビニまで読売新聞を買いにいくことにです。

読売は、その昔から変わらずで日曜日に読書欄が掲載となっています。

その昔というのは、1970年過ぎのことですが、あのころの読売読書欄と

いうのはなかなか良かったのでありますね。読売から書評委員が毎日

へと動いて、毎日読書欄は黄金時代となっていくのですが、どっちに

してもへんてこりんな本の書評を載せているのが朝日という印象があ

ることです。

 最近は、以前ほどではないなと思いながらも、年に一度の企画である

「今年の三冊」はどんな本があがっているのかと気になることです。

 さて、コンビニで読売新聞を買うといくらなのでしょう。土曜に買った

毎日は160円でしたので、同額なのかなと思いましたら、それより10円

お安くなっていました。これがナベツネ流でありますね。

 「今年の三冊」に当方が購入したものは、あがっているだろうかと思い

まずはそれをチェックです。

 二冊しかなくて、こんなものなのかな。読売の委員さんとは相性が

よろしくないか。それじゃ、これは気になったので読んでみようかなと思う

ものもあまりないのでありますが、お二人の委員さんがあげている本が

あって、これは図書館にあれば借りることにしようかなです。

 その本は、次の二冊となります。

 骨っぽいドキュメント発表している堀川さんでありますが、「透析を止めた日」

は、身近な人をとりあげたもの。ちょっと読むのが辛いかな。

 高橋秀美さんは、数年前に家人にいわれて「はい、泳げません」という文庫本

を確保したことがあります。軽い小説を書かれる人なのかと思っておりましたが、

その他にも、このようなものがあったのですね。当方が、この方の名前を知って、

数年もせずに今年急逝され、遺著になったものです。

 それよりも、本日に読売読書欄で、目を引いたのは「私を作った書物たち」と

いうコラムで、出版社クオンの金承福さんが、今月は担当しているとのことです。

金さんが紹介する本は、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」

であります。

 金さんは、韓国の本を日本に、日本の本を韓国へ紹介するというのが仕事で

ありますので、この岸田奈美さんの「かぞかぞ」(と呼ばれていますね。TVドラマ

となって話題となりました。)を韓国に紹介できないかと思って読んでいたよう

です。

 「アンテナを高くして、面白い本をいつも探している。それは、出版社「クオン」

の仕事を始める前から、続けてきたことだ。『日本で面白いものがあると、韓国

にいる友人の編集者に紹介してきました。』」

 このかぞかぞは、韓国では本となったのでありましょうかね。