このところネットでの発言が炎上している豊崎社長であります。豊崎さんは
老害といわれているようですが、まあデジタル・ネイティブからみたら、すご
いトシよりでありましょうね。当方は豊崎さんよりもさらに年長で、もっと老
害を振り撒いているのですから、発言には気をつけなくてはと思うことです。
このところ本が売れなくなっているのですから、本が売れるような発信をし
てくれるSNS利用者に出版関係者は足をむけられないですよね。
豊崎社長の発信力とくらべるとき、若いインフルエンサーの影響力は雲泥の差
でありますから、業界的にはまずは豊崎社長を叩いておこうかということにな
りますでしょう。
なんであれ、本は売れればいいのですが、それにしてもこんなのがこんなに
売れるということはおかしくはないかと思うこともありです。古本屋さんが
収益を確保するためにアイドル関係のグッズなども扱って、店を維持している
というのはよろしいと思うのですが、新刊本屋さんが店を維持するのにヘイト
本に依存せざるを得ないというのが、この国の本屋さんであるようです。
どうしてあんなにヘイト本が目につくところに積んであるのかといえば、
売れるからですね。誰が買うのかと思いますが、当方はこうしたヘイト本を
買うためにレジに並んでいる人を見たことはありませんです。
前置きはこのくらいにして、年に一度「北海道新聞」の「鮭児書店」で発表
される「鮭児文学賞」の発表がありました。選者が一人の文学賞といえば、
デウマゴ文学賞がありますが、こちらは毎年選者がかわり、鮭児文学賞は、
ずっと豊崎社長であります。
豊崎社長の好みが色濃く反映されていますので、受賞作を読んで共感でき
なくともしょうがありませんが、それでもその選考過程も含めて書いてくれ
今年の見出しにあがっているのは受賞作も含めて四作で、もちろんどの一冊も
当方は手にしたことがありません。受賞作をのぞく三冊は、次のものです。
そして今年の受賞作は、これでした。
前にこの本の書評を目にしたときに、読んでみたいと思いましたが、この
文学賞の評を読みましたら、さらにであります。しかし本屋にならんでいるのを
見ていないな。図書館に入っていないか調べてみることにしましょう。