パンとバラの日

 千葉の新京成線の駅から歩いてちょっとあるところに「パンとバラ」と

いう本屋さんがあると「本の雑誌」の紹介で知りました。いつかこの店を

訪ねてみたいと思うほど、この店名が気に入りました。

 なんといっても、この時期の当方の一日は、まさにこれでありますからね。

本日は朝起きて、パンの仕込みを行い、そのあとは外にでて雨にあたった

バラの花がらをたくさん落として、それから支えをつけて頭が下がったバラの

木を起こしてやって、そのあとは剪定をすることにですが、本日は3時間の

作業でありました。

 パン作業は、本日はあがりがすこしよろしくなくて、この時間(22時)に

なっても焼きに至らずです。あとすこしで焼くことになりますでしょう。

 本日から7月で、今月中旬には芥川賞の発表があるのですね。直木賞

ほうは柚木麻子さんを応援するぞと記したのですが、芥川賞のほうは、

まるで見当もつかずです。そう思っていたら、こちらの新聞の「鮭児書店」

で候補作を読んでみるというのを掲載していました。

 「鮭児書店」は豊崎由美さんによるコラムですね。今回の候補ご作品を

読んでみて、豊崎さんの好きな作品は、順に朝比奈、尾崎、坂崎、松永、

向坂の順で、受賞予想は本命朝比奈、対抗松永、穴が尾崎なのだそうです。

 豊崎社長のイチオシというのは、選者は嫌うかもしれずで、前回の乗代

さんの例がありですから、あえて対抗に好きな作品順でいくと下位の作品を

おいたのでありましょう。

 今回の候補作はいまだ単行本にはなっていないとのこと、掲載誌で読む

しかないのですが、朝比奈さんの作品を読んでみましょうかな。