何回続くのかな

 本日の朝日新聞夕刊を見ましたら、「編集者がつくった本」という欄があり

ました。いつもであれば「編集者をつくった本」というタイトルで、現在本の

編集者をしている人が影響を受けた本などを紹介するのですが、今回は「を」

が「が」に置き換わっておりました。

 そこに登場したのは編集工房ノアの涸沢純平さんでありました。おおこれは

うれしいことであり。ところで、気になるのは涸沢さんが「つくった本」とし

てあげているものです。これは山田稔さんの「北園町九十三番地 天野忠さん

のこと」でした。

 当方にとって最初のノアの本といえば川崎彰彦さんのものでありますが、こ

れはちょっとマニアックでありますので、初回(きっと何回か続くのだよね。

ほかの人はそうであったから)としては、ノアの王道である山田稔さんの天野

さんについての本というのは納得の一冊でありますね。

vzf12576.hatenablog.com  当方の古い記事を見ていましたら、朝日新聞編集工房ノアのことを紹介

している小文を引用しておりました。(上のものです。)

このときには、どなたが書いたものでしょうねと書いているのですが、今に

なって思うとこれは佐久間文子さんのものでしょうね。坪内さんがノアを訪

問した時に同行していたのではなかったかな。(これは要確認でありますが)

 このコラムが三回くらい続くとして、残り二回は何をあげるでしょうね。

いかにもノアらしいものとして考えてみたら、一つは塔和子さんの詩集では

どうかな。塔さんに関して、あれだけ大部のものをだす出版社はほかには

考えられないことです。

 さて、三冊目ですね。これは編集者を作った本としてもいけるかもしれま

せんが、涸沢さんの応援団でもある足立巻一さんのものではどうかな。

足立さんは、他の出版社からもたくさんだしてはいるのですが、「人の世

やちまた」とか「学芸の大阪」なんてのをあげてくれたら、足立ファンとし

てはうれしいけれど。

 山田稔さんのものでは「富士さんとわたし」でもいいのですがね。そういう

ときりがなくなります。

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