春は「海鳴り」から

 当地に桜前線はまだまだ近づいてきませんが、一足はやく「海鳴り」は届き

ました。編集工房ノアさん、いつもありがとうございます。

ここ何年かは4月の早々に「海鳴り」は届くようになりまして、この場では届き

ましたら、すぐに話題としておりまして、ほんとにこの時期は、これが届くのが

楽しみなことになっています。

 編集工房ノアのミニマガジンで、それに出版目録がついているのですが、これ

を無料で配布してくれるなんて、なんとノアさんは太っ腹なことかでありますか。

もちろん、左団扇にはまるで縁のない小出版社でありますので、すこしでも応援を

しなくてはです。

 ということで、「海鳴り」35号の表紙は、以下のものです。

海鳴り35号 表紙 

 なんとか表紙に印刷されている「目次」が確認できますね。

 お楽しみの山田稔さんのエッセイは「本棚の前で(二)」となっていまして、

これの(一)というのは、どこに発表したものだろうかと、頭のなかに??で

あります。そう思って、検索をかけたら、これを話題にしている人がいて、

疑問は氷解でありますが、思いがけずで「有田芳生」さんが言及していました。

なんと、「海鳴り」31号 2019年に「本棚の前で」というエッセイが掲載

でありました。三冊の本をとりあげたものです。(この時の三冊は、

安岡章太郎「父の酒」、徳広睦子「兄の左手」、色川武大「ばれてもともと」

でありました。)

vzf12576.hatenablog.com 山田稔さんの今回は、耕治人さんと小田仁三郎さんのお二人をとりあげて

います。耕治人さんは、名前は昔から知っていますが、読むこともなしに

おりましたら、数年前にNHKのドキュメンタリ番組を見ることになりました。

 小田仁三郎さんは名前も知らずでしたが、瀬戸内寂聴さんとの関係で認識

することにです。

 この地味なお二人について、山田さんがどのように書いているのか、興味深々

であります。

 もちろん、注目は山田稔さんのものだけではありませんですよ。