本日から新年度でありまして、外出より戻りましたら先日に注文しており
ました冊子が届いていました。
平野甲賀さんが亡くなったとの報道に接して、先日にブックオフへと行った
時に平野さんが手がけた文庫本(ただし「深夜特急」ではないもの)はないか
なと思って探したのですが、残念これは見つけ出すことはできずでした。
たとえば、次のものがあればベストでしたが。
そんなことを思っていたのは編集グループ SUREさんから近刊案内をいただ
いていたからでもあります。案内の近刊は文弘樹さんの「こんな本をつくって
きた」でありますが、これは注文しよう、そのほかにと思って目録をみましたら
ここに平野甲賀さんの未入手の本がありましたので、遅ればせですが、これを
機に購入することにです。
これまで平野甲賀さんの本は欠かさずに購入していたのですが、どういうわ
けかこれだけは確保しておりませんでした。ほんとタイミングでありますね。
本日に届きましたので、図書目録とあわせてパチリです。
届いたばかりの「もじを描く」をぱらぱらとページをめくってみますと、
次の文章にあたりました。
「チェコにヨーゼフ・ラダという漫画家がいた。ボクはこのひとの漫画が
たまらなく好きだ。『兵士シュベイクの冒険』という本の挿し絵にひきつけ
られた。」
先月に「本の雑誌 津野海太郎特集」を話題にしました時に、津野さん
のお宅には平野さんの装丁をリトグラフにしたものが掲げられていたこと
を引用したのですが、それは現在もたぶん販売されていまして、古書
ほうろうさんの上のページには、平野さんがデザインした「兵士シュベイク
の冒険」の架空装丁なども販売されています。熱心な平野ファンにはほんと
おすすめのものですが、これがなかなか買う決心つかずで、何年も経過し
ています。