本屋で本を買う

 このところお天気がよろしい日が続きます。暑くも寒くもなく過ごしやすい

ことです。これまででありましたら、トレーニングのために公共施設へと行く

のでありますが、緊急事態で休館となったことで、これを早足散歩に切り替え

です。みっちりと80分あるいて、なんとか本日のノルマをクリア、その割に

汗はでなかったことです。

 お昼をはさんで買い物にいきましたが、そのときに行きつけの本屋さんに

行くことになりです。このところ行きつけの本屋さんから買うことができて

いなくて、本日は普通の文庫本でありますから、きっと買うことができます

でしょう。

 ということで、今月の新刊文庫から二冊購入しました。

 単行本になった時は図書館から借りて読みました。津野さんのものが文庫に

なりましたら、これは買うしかなしです。

 一番の楽しみは、この文庫のためのあとがきでありまして、7行ほどのもので

したが、ここのところに、次のようにありました。

「2018年11月に本書をだしたのち、そこに登場していただいた荒木田隆子、

宮田昇田辺聖子古井由吉池内紀小沢信男平野甲賀の七氏がなくなった。

 なかで、この三月に相次いで没した小沢さんと平野は、二十代前半に知りあった、

私にとってもっとも古い友人なのです。おかげで、文庫版の装丁を平野にゆだねる

こともできなくなった。」

 今年三月というのは、小沢信男さんと平野甲賀さんのお二人が亡くなるという

津野さんにとってはショックな月になったわけです。当方は、たぶん文庫あとがき

があれば、このような記載があるだろうと思っておりました。

 もう一冊は次のものでありました。

 あまり読むことはできていないが、このところ文庫新刊がでたら買うことに

している津島佑子さんの作品です。どうやらこの作品は遺作のようでありまし

て、この作品刊行の経緯について、津島香以さんが書いていまし。

 津島さんの娘さんということで、この方が小説を書いている人であります。

 これまた久しぶりにブックオフへといきましたら、そこでも津島佑子さんの

古い文庫本を入手することができて、これもうれしかったこと。