希望は本屋にありか

 このところTVでは2011年大震災に関する番組が多くなっていることです。

特にNHKでは東北を舞台にしたドラマをいくつか制作しているようです。

本日に見るともなく見ていたのは、石巻を舞台にするドラマで、主人公役を

演じる綾瀬はるかさんは、震災で行方不明となった夫が生前に経営していた

書店を再興しようとして奔走(?)するお話でありました。

 主人公さんは、なんとか古いお店をリノベーションしてブックカフェを開店

することに成功するのですが、もちろんお店がたいへんなのはこれからであり

ましょう。本屋を開店するとなると、どのような本が並ぶのかに目がいくので

すが、あまり当方が欲しいものはな並んでいなかったようです。

 本日の新聞日曜版で取り上げられていたのは、東北で地域社会つくりのため

に活動する一般社団法人「グラニー・リデト」の代表理事さんでしたが、この

方が大学を終えてNPO法人に入職したのは、学生の頃から出入りしていた仙台

のブックカフェ「火星の庭」の店主さんが、この方の適性を見抜いて、NPO

員となることを勧めたのだそうです。

 なるほどすぐれた店主のいるブックカフェというのは、そのような人を社会

に送り出すということですね。綾瀬さんが演じた主人公のブックカフェもその

ような人が集まったり、育ったりする場所になるでしょうか。

ブックカフェのある街 (仙台文庫)

ブックカフェのある街 (仙台文庫)

 

  そういえば、柳美里さんも南相馬に移住して書店をやっているのでした。