今年の一本目

 読まなくてはいけない本が山となっているのですが、まあいつまで読まなくてはと
いうこともないことから、本日は映画館へと足を運びました。
 市内のミニシアターで上映のものを見物ですが、地味な映画なせいもあって、上映
期間は二週間ほどで、一日一回しかかからないので、なかなか見にいくタイミングが
とれませんでした。上映期間の後半は、朝9時半からの一回ということですから、それ
なりに前日から準備をしなくてはいけません。昨日に行こうと思っていたのですが、
昨日は朝まで雪となりまして、ちょっと遅くに起きてから除雪をしていましたら、
上映時間に間に合わなくなってしまいました。
 ということで、本日は上映の最終日、本日をのがすわけにはいきません。人気薄と
いうことは上映を独り占めできるのではないかと思って足を運んだのですが、場内暗転
となってから、出入口の近くの席にボランティアスタッフが座って、観客二人での鑑賞
会でした。
 本日の映画は、次のものです。

 当方はジュリエット・ビノシュさんのファンでありますからして、これを見逃すわけ
にはいかないのでした。それにこの手の映画は好みであります。二時間ほどの映画の
半分近くは、ビノシュさん演じる主人公と、その個人秘書役の女性との二人芝居であり
まして、この丁々発止のやりとりが、見どころと思いました。
 どちらにしても、ビノシュさんの顔がアップで映し出されるだけで、喜んでいるので
すから、おろかなことでありますね。
 この映画を撮影していたときビノシュさんは50歳くらいなのでしょうか、圧倒的な存
在感で、年齢にふさわしい役を、これからも演じてもらいたいものです。
 シャーロット・ランプリングさんの年齢までには、まだまだ先があります。