本日の午前に「本の雑誌」8月号が届きました。
- 作者: 本の雑誌編集部
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2015/07/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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たら、次の本の紹介にあたりました。
- 作者: ホレス・マッコイ,常盤新平
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2015/05/09
- メディア: 新書
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年9月にチャトウィンの「ウッツ男爵」を、Uブックスのラインナップに加えた人たち
の仕事であります。これをきっかけに、この作品と作者に光があたるとよろしいこと
です。
「本の雑誌」で紹介をしているのは、都甲幸治さんであります。これについては、
次のように書いています。
「1970年に角川文庫版が出て、1988年には王国社から単行本が出版された本書が刊行
されるのは今回で三度目だが、根強い人気があるのも納得だ。」
「彼らは廃馬を撃つ」という角川文庫本は、当時書店で手にしたのですが、これを
買うことはなしでありました。いつ頃のことであったのでしょう。たぶん、1972年頃
のことではないかと思います。
この都甲さんの文章には言及がありませんが、この「彼らは廃馬を撃つ」は映画化
されて、国内でも上映されました。ジェーン・フォンダとマイケル・サラザンがでる
のですが、とにかく希望のない映画でありまして、ほとんど一般には話題になること
がなかったと思われます。京都にあった自主上映「名画発掘70」が、この作品をとり
あげてくれたことで、この作品を見ることができました。
タイトルは「ひとりぼっちの青春」というものですから、これはすこし見るのが気恥
ずかしく感じますが、もちろん映画も「彼らは廃馬を撃つ」となります。
(オリジナルタイトルは「 They Shoot Horses, Don't They? 」です。)
- 出版社/メーカー: JVCエンタテインメント
- 発売日: 2002/09/27
- メディア: DVD
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助演男優賞を受けています。ギグ・ヤングさんは、TVドラマ「泥棒貴族」という
番組で、当方も顔をおぼえておりました。(このTVドラマは、ずいぶんとすごい
役者さんたちがでていたのでした。)
当方が、角川文庫版を手にしたのは、この映画の原作本という売り方がされていた
ことによります。こんなお先真っ暗な作品の原作を読まんでもいいわというのが、
その時の当方の感想で、以来40数年であります。この作品が発表されたのは1935年で
すが、失業者が増えて、世界大戦にまっしぐらという時代が背景であります。
この時代に復刊するというのは、時代の雰囲気に共通するものがあるからでありま
しょうか。