細見和之さんというと、先輩詩人の金時鐘さんについての本を書いています。
- 作者: 細見和之
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/12/07
- メディア: 単行本
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あります。これはそのうちに読みましょうと思っているのですが、その前に金時鐘さ
んのものを手にしなくてはです。
一昨年に金時鐘さんの代表的な詩集「猪飼野詩集」が岩波現代文庫にはいりました。
- 作者: 金時鐘
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/12/17
- メディア: 文庫
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- 作者: 金時鐘
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/02/21
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世代の人であります。以前に拙ブログでも、坪内さんの本から以下の部分を引用して
いますが、そこには、次のようにありました。
「小沢信男さんとほぼ同世代の作家(「大正末から昭和初めに生まれた人々、色川
武大、開高健、吉行淳之介、山口瞳、中井英夫など)について、「彼らは、太平洋
戦争の戦前戦後という明治維新に匹敵する大きな時代変化の中で、自我形成して
いった。まさに『一身にして二生を経る』である。そこに実は、文章家としての彼ら
の魅力が隠されている。」
上に名前があがっている人で小沢信男さんのほかは、皆亡くなってしまっています
が、小沢さん1927年生まれ、そして金時鐘さんは1929年生まれですから、ほぼ同世代
となります。
小沢さんは東京で生まれ育ち、金さんは大日本帝国に併合されていた朝鮮の済州島
で生まれ育ちました。( そういえば、今年に88歳となられる小沢信男さんは、
「みすず」の表紙裏の連載のほか、芸術新聞社のホームページに「私のつづり方」と
いう連載をされています。すごいことです。
http://www.gei-shin.co.jp/comunity/30/index.html )