これからのお楽しみ

 読む方は遅々として進まずで、積読本ばかりが増えるのでありますが、それ

でも気になる新刊(ほとんどは文庫であります)の広告を目にしますと、これは

買わなくてはと思うことです。

 2月はちくまの長谷川四郎さん、新潮文庫の「火山のふもとで」があって、

どちらも文庫がでるのを待っていたものです。

 さて、これから3月にかけての新刊というと、次のものが楽しみであります。

どちらも新潮文庫となります。

 マルケスの「族長の秋」というと集英社からの出版物というのが当方の理解で

あります。ずっと昔に集英社からでたラテンアメリカ文学集の一冊として刊行さ

れて、そのあと集英社文庫にはいりました。

 当方はこれのどちらとも持っているのです。しかもどちらも未読で。

いったいどうなっているのかであります。作家の筒井康隆さんは、「百年の孤独

よりも「族長の秋」のほうが、好みといっていたように思います。

 集英社ラテンアメリカのシリーズは、篠田一士さんが関係していたことも

ありまして、篠田ファンの当方は、気になる小説を抑えたのでありますね。

 現在、読んでいる中村稔さんの「わたしの昭和史」が終わりまでいけましたら、

次は「族長の秋」だろうか、それとも辻原さんの新作かな。

 もう一冊は、松家仁之さんの「沈むフランシス」です。

 元版に同じくで、表紙には犬の写真があしらわれていますが、この犬が

フランシスではありませんです。「火山のふもとで」から舞台はとんで北海道

となりました。

 当方は北海道を舞台にしたというだけでも好ましく思うもので、この小説は

珍しく初出の雑誌を購入して読みました。2013年5月のことで、バラ見物など

のために東京へと旅行するときに、掲載誌の「新潮」のそこだけを切り取って

持参して読んだものです。

vzf12576.hatenablog.com この作品、ちょっと気になるところもありますが、おおむね好きでありまし

て、松家さんの小説では登場人物が乗っている車の選択が効いています。

 この「沈むフランシス」の主人公は、北海道では「中古の青いスイフト」を

購入して乗るのですが、これはほんと主人公のおかれた環境にぴったりの

車でありまして、これ以来、当方の車の候補にスイフトはありかなと思う

ようになりました。

 最近は、黄色のスポーツタイプのスイフトを見かけるのですが、あれは

年寄りがのってもいいのではないかなと思う今日この頃です。

ということで、「沈むフランシス」は、スズキ「スイフト」が気になるようしむ

ける小説です。