やはりあがりが良くない

 本日は月曜日なので、週に一度のパン作りであります。しばらく酵母は生の

ぶどう(えらい値段の高い酵母となることで)を使って起こしておりましたが、

これまで使っていたスチューベンもお店から姿が見えなくなっていることから、

今回は、どうかなと思いながらりんごで酵母を起こすことにです。

 まずまずのあがりかなと思ってパンこねをはじめたのですが、やはりあがりが

よろしくないことで、時間がかかっています。ぶどう酵母であれば、もう焼きが

終わる時間ですが、いまだオーブンで二次発酵中であります。本日の焼き上がり

は、日付がまたぎそうであります。

 やはり外国製であるのには目をつぶって生のぶどうを利用しようかなです。

 本日の新聞広告を見ていましたら、双葉文庫の新刊ラインナップが目に入りま

した。ふだんはほとんど双葉文庫には縁がないのでありますが(その例外の一つ

喜国雅彦さんの「本棚探偵」のシリーズ)、今月のこれは買いましょうと思う

ものが入っておりました。これは珍しいことです。

   上原隆さんの文庫本です。ひょっとして上原さんの文庫がでるのは久しぶりの

ことでしょうか。この広告には「こころ傷んでたえがたき日」改題とあります。

 この場で、上原さんのことを話題にしたことは何度かあるのですが、一番は

幻冬舎WEBで「新日本文学会解散提起」を取り上げているのを目にしてのこと

でした。これはその提起のために身を削る思いをした小沢信男さんを描いたルポ

でもありまして、小沢ファンである当方は、その場にいることがなかったので、

このルポを何度も読んだものです。

 上原さんは鶴見俊輔さんが道しるべの人でありまして、あれこれのつながりで

小沢信男さんとも親しい関係であります。当方なども、すこしのひっかかりが

あることから、小沢さんを介して面談をしていても不思議ではないのですが、

結局はそのようなこともなしで、当方は純粋読者のままであります。

 とはいっても、たいへんなライター稼業でありますので、応援をしなくては

です。いまほど、検索をかけてみましたら、二年ほど前に双葉文庫から、すでに

一冊でているようで、これは見逃しておりました。

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