今回の旅行は、骨灰紀行でもありますので千住界隈がフィールドであります。
降り立った駅は南千住で、小沢信男さんの「東京骨灰紀行」がなければ、当方に
とっては、縁がなしで終わったのではないかと思います。
- 作者: 小沢信男
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: 文庫
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小沢さんの千住紀行は、日比谷線三ノ輪から南千住へとむかっているのですが、
当方はとった宿の関係で、回り方がちょうど反対となりました。
南千住からさらに南を眺めれば、風景は次のようになります。
これを背にしてむかうと、すぐに回向院がありました。
ここでは「蘭学を生んだ解体の記念に」というプレートを目にすることが
できました。お墓が史跡となっているのですが、これはすこし整然としてい
すぎるかもしれません。
そこから、旧黒門がおかれている園通寺を経由して浄閑寺へとむかっていた
のですが、こちらにおかれている彰義隊の戦士たちの墓は、それなりに整備は
されているものの、整備されすぎことなしでありました。
浄閑寺であります。吉原の遊女たちの慰霊塔があり、それと相対する形で
永井荷風の記念碑が」ありました。「永井荷風」の詩から「われは明治の児
なり」がとられていました。