仕事帰りにブックオフ 2

 本日も昨日に引き続きで仕事帰りに別のブックオフに立ち寄ろうと思っており
ましたが、すこし遅くなって、くたびれていたせいもあり、これはとりやめと
なりました。こちらのお店の訪問は、しばらくおあずけとなりそうです。
 ブックオフでさがすのは、当方の関心領域にあるものが105円となっていないか
でありますが、これはめったにないことであります。半額棚にもあまり地味な本は
ないのですが、これが百円であれば買うのになと思って待つこともありますが、
巡回訪問の頻度がすくないせいもあり、このところはめったにおいしい思いをする
ことはありません。
 昨日に記したようなケータイせどりさんが多くなっていることも、ブックオフまわ
りの楽しみが少なくなっている要因でありましょう。そういえば、かってこの街に
何店かあったリサイクル系のショップがほとんど姿を消してしまったようです。
当方はくず本屋とよんでいたのでありますが、まさに古紙回収で集めてきた本を
そのまま棚にならべているというお店でしたが、一年に一度くらいいくと、けっこう
時間がつぶせたものです。
 ブックオフでは講談社文芸文庫とかちくま学芸文庫などが百円であったら、すぐ
購入だと気合いをいれていくのですが、いつも気合いはからまわりで、たまにある
大江健三郎さんのものだったりして、これは手がでません。
もっと渋いやつがあればいいのにです。
 昨日に百円棚から購入した一冊は、次のものです。

胸の中にて鳴る音あり (文春文庫)

胸の中にて鳴る音あり (文春文庫)

 
 著者の上原さんとは、今から40年ほどまえにかなり近いところにいたのではない
かと思われます。当方の学生時代の友人が、学校で話をしたことがあるでといって
ましたので、どこかで一緒に授業に連なっていたかもしれません。(まあお互いに
あまり学校にはいっていないようでありますが。)
 上原さんは、鶴見俊輔さんのスクールということになるのでしょう。当方に
とっては、「新日本文学会」の解散提起を行った小沢信男さんについてのルポを
発表してくれたありがたい人となります。最初「幻冬舎」のWEBマガジンに
掲載した「リンカーンの犬」にあったものですが、その後アウトロー文庫にも
なりましたです。