年末のあれこれ

 今年も残り少なくなっていててと、毎日記しています。年末らしいことと

いえば、朝に郵便局のポストに道外分の年賀状を投函したことでしょうか。

当方としては、ここらですこしでも投函できたというのは、充分に褒めるに

値するのでありますが、このあと道内、市内と宛名書きをして、投函するこ

とにです。

 正月前にスマホを入れ替えたいといっていた知人が、これまでの通信会社

から格安スマホへと契約を変更し、あわせて端末をiPhoneからAndroidに替え

たのが、本日に届いて、それのセットアップのお手伝いをすることにです。

 あれっと何度か声をあげてはやり直して、なんとか開通にこぎつけ、その

あとデータの移行などをして完了でした。所要時間は3時間弱で、ちょっと

これはかかりすぎでしたか。

 これでお正月は新しいスマホで迎えることができ、お手伝いをした当方も

ホッとすることでありです。

 それから戻りましたら、出版社のPR誌が届いてまして、それをのぞいてみ

ることにです。

 一つのほうに連載されている小説のページをくくっていましたら、そこに

登場する人物の姓が、当方と同じでありました。別に珍しい姓ではないので

すが、あまり小説では見かけることがないか。できれば良い性格の人であって

ほしいなと思いつつ見てみましたら、その方は会社で一番の下っ端で、会社の

トイレに籠って一人嗚咽まじりに泣いているというキャラでありました。

 いじめる人ということでなかったことに、すこしホッとするのですが、逆に

メンタルが大丈夫かと心配にもなることです。この小説をすこし続けて読んで

みようかしらん。

 もう一つのほうには川本三郎さんの「荷風の昭和」が連載でありまして、今月

には、次の記述がありです。

「市川は江戸川を挟んで東京に隣接する。・・荷風が晩年、毎日のように通った

料理店の大黒屋が駅前にあった京成本線京成八幡駅は昭和十年に開設されて

いる。震災後住宅地としてこのあたりが開けていっているのがうかがえる。」

 つい先日の23日に江戸川区の京成小岩に住む友人が案内してくれたのが

京成八幡駅界隈でありました。もともとは、八幡には荷風が通った大黒屋がある

から、そこで食事をしようと降りたのですが、実はこの大黒屋は2017年すで

に閉店していて、電車から窓越しに建物があった場所を確認したのみです。

 その代わりということで八幡駅そばの古本屋「山本書店」さんで本をあさって

楽しんでおりました。

 現在読んでおります橘外男コンスタンチノープル」はそのときの一冊で、その

ほかに買ったものも、この場で報告をしておりました。

 報告していないものが一冊あって、次のものでありました。

 Amazonでは小学館のものがリンクされましたが、当方が確保したのは講談社

から昭和43年に刊行された元版で、クロース装で箱入りという正しい本です。

これは得した気分になりますね。